XGen インタラクティブ グルーミングの束(Clump)モディファイア アトリビュート

束(Clump)モディファイアを使用して、多くのヘアとファーの束をグローバルに生成できます。

束エフェクト(Clump Effect)

束(Clump)
ヘアに適用される束エフェクトの強さを設定します。この値を大きくすると、周囲のヘアが束の中心に引っ張られ、よりきつくまとまった束が生成されます。マスクを使用して、特定のグルーミング領域内の束エフェクトの量をコントロールできます。「マスクを使用する」を参照してください。
束のスケール(Clump Scale)
根本(ランプの左端)から先端(ランプの右側)までのヘアの長さに沿って、束エフェクトの大きさをスケールできます。 たとえば、これを使用して、ヘア束を先端できつく、根元で緩くすることができます。

ランプを使用してアトリビュートを設定する」も参照してください。

束のボリューム化(Clump Volumize)
オンにすると、各ヘア束のボリュームが増え、圧縮に抵抗できるようになります。このエフェクトは、小さな束に使用します。
束の変動(Clump Variance)
個々のヘアを束の中心から離して他の隣接束に向かわせることにより、束エフェクトを変えることができます。この値を大きくすると、グルーミングでの束の均一な外観が崩れます。
長さの保持(Preserve Length)
束エフェクトで修正されたヘアの長さに元の長さがブレンドされます。0 に設定すると、束のポイントまでヘアが伸びます。100 に設定すると、ヘアは元の長さを越えない範囲で、できるだけ束のポイントに近づきます。

束のポイント(Clump Points)

ランダム偏差(Randomness)
メッシュ上の束のポイントの分布をランダム化します。0 に設定すると、束のポイントが均等に配置されます。この値を大きくすると、バインドされたメッシュの分布がランダム化されます。ランダム偏差(Randomness)を使用して、グルーミングでの均一性を崩すことができます。
密度(Density)
バインドされたメッシュ上に作成される単位領域あたりの束のポイント数を設定します。この値を大きくすると、ヘアの束数が増えます。
密度マスク(Density Mask)
マスクまたはエクスプレッションを乗数として使用して、メッシュ上の束のポイントの密度を変更できます。
シード(Seed)
ランダムに束のポイントを生成するためのシード値を設定します。

束のマップ(Clump Map)

自動更新(Auto Update)
オンにすると、任意の束モディファイア アトリビュートを変更した後、束のマップが自動的に更新されます。
半径の変化(Radius Variance)
グルーミング全体のヘア束の半径をランダム化します。テクスチャ マップまたはエクスプレッション ノードを使用して、ランダム化を追加することもできます。この機能を使用して、グルーミングでの均一性を崩すことができます。
マップ サブディビジョン レベル(Map Subdivision Level)
束のマップの解像度を設定します。値が大きいほど、束のマップ内のセル数が増えます。この値を大きくすると、ヘア束に定義が追加されます。
コントロール マップを使用(Use Control Map)
オンにすると、他の束(Clump)モディファイアやペイントされたテクスチャ ファイルなどのコントロール マップを使用して、ヘア束のヘアの位置をコントロールすることができます。コントロール マップは以下の場合に使用します。
  • 領域マップでコントロールされているガイドをディスクリプションで使用する場合。この場合は、領域マップをコントロール マップとして選択できます。こうすると、領域マップで指定された境界内でヘアの束を生成できます。そうしないと、ヘア束は領域マップの境界からはみ出して、ヘアのパーツの中央で生成されるなどの不要な効果が生じることがあります。
  • 現在の束(Clump)モディファイアで 2 番目のヘア束を作成している場合。この場合は、1 番目の束(Clump)モディファイアをコントロール マップとして指定します。こうすると、1 番目のヘアの束の内側に 2 番目の束が生成されます。
  • ヘア束エフェクトの配置やスケールをさらにコントロールする必要がある場合。この場合は、テクスチャ ファイルを選択したり、テクスチャをペイントしてヘアの束をコントロールしたりできます。
次を使用してコントロール(Control Using)
束(Clump)モディファイア、または現在の束(Clump)モディファイアのコントロール マップとして使用できる領域マップがリストされます。たとえば、現在のモディファイアを使用して 2 番目のヘア束を作成している場合は、1 番目の束(Clump)モディファイアをコントロール マップとして選択できます。また、カスタム マップ(Custom Map)を選択して、テクスチャ ファイルまたはペイントされたテクスチャをコントロール マップとして使用することもできます。
カスタム マップ(Custom Map)
このアイコン をクリックして、コントロール マップとして使用するテクスチャ ファイルの場所を参照します。コントロール マップとして機能するテクスチャをサーフェスにペイントするには、このアイコン をクリックします(「メッシュにマスクをペイントしてヘアをコントロールする」を参照)。
コントロール マスク(Control Mask)
テクスチャ ファイルまたはペイントされたテクスチャを使用して、選択したコントロール マップのインフルエンスをスケールしてみましょう。コントロール マスクを使用して、コントロール マップの効果が大きい場所と小さい場所を指定します。

マスクを使用する」を参照してください。

束のマップを更新(Update Clump Map)
自動更新(Auto Update)がオフの場合は、このオプションをクリックして、新しいアトリビュート値に基づいて束のマップを再生成します。

拡張シェイプ(Advanced Shape)

平坦性(Flatness)
個々のヘア間のスペースを圧縮して、平坦化エフェクトを生成します。この値を大きくすると、ヘア間のスペース量が減ります。

平坦性(Flatness)は、長いヘアの先端に向かって平らになるヘア束の自然な感じを出します。このエフェクトを微調整するには、平坦性のスケール ランプを使用します。

オフセット(Offset)
ヘア束と、束中央に位置する束のポイント間のオフセットを設定します。ヘアのカーブ、コイル、らせん用にスペースを作るには、この機能を使用します。値が大きいほど、オフセット距離が大きくなります。オフセットのスケール(Offset Scale)ランプを使用して、ヘアの長さに沿ったオフセット(Offset)を設定します。
カール(Curl)
ヘアにカールが適用されます。値が大きいほど、しっかりとしたカールになり、カール数が増えます。カールとコイルのシェイプを定義するには、カールのスケール(Curl Scale)アトリビュートを使用します。
方向(Orient)
平坦性(Flatness)オフセット(Offset)カール(Curl)によって生成されるシェイプの方向を角度で調整できます。たとえば、ヘアのカールの方向を変更するには、このアトリビュートを使用します。既定の範囲は 0 ~ 360 度ですが、この範囲外の値を入力できます。方向のスケール(Orient Scale)アトリビュートを使用して、ヘアの長さに沿った方向を調整できます。
平坦性のスケール(Flatness Scale)
根本(ランプの左端)から先端(ランプの右側)までの各ヘアの長さに沿って、さまざまなポイントで平坦性(Flatness)値をスケールできます。 たとえば、ヘアを先端で圧縮し、根元で緩める場合に使用します。

ランプを使用してアトリビュートを設定する」も参照してください。

オフセットのスケール(Offset Scale)
根本(ランプの左端)から先端(ランプの右側)までのヘアの長さに沿って、さまざまなポイントでオフセット(Offset)距離をスケールできます。

ランプを使用してアトリビュートを設定する」も参照してください。

二次エフェクト(Secondary Effects)

コピー(Copy)
隣接するヘアの束間で、束エフェクトをブレンドできます。この値を大きくすると、ブレンド計算にさらに多くの隣接束を含めることができます。
コピーの変化(Copy Variance)
ヘア ベースで束のブレンドの量を変えることができます。ブレンド エフェクトを減少させるには負の値を使用し、ブレンド エフェクトを増大させるには正の値を使用します。
カット(Cut)
ヘアの長さのパーセントを指定して、束のヘアの長さを短くすることができます。値が 0.1 の場合、長さの 10 パーセント分がカットされます。
ノイズ(Noise)
各束に 3 次元ノイズ エフェクトを適用できます。この値を大きくすると、ノイズ エフェクトを強くできます。

ノイズ(Noise)を使用して、グルーミング全体の均一の束のシェイプを崩すことができます。

ノイズ周波数(Noise Frequency)
束単位のサイクル数としてノイズの周波数を設定します。
ノイズの相関(Noise Correlation)
隣接するヘア間でノイズのエフェクトが相互に影響する程度を設定します。
コピーのスケール(Copy Scale)
根本(ランプの左端)から先端(ランプの右側)までのヘアの長さに沿って、さまざまなポイントでコピー(Copy)値のブレンド エフェクトをスケールできます。

ランプを使用してアトリビュートを設定する」も参照してください。

ノイズのスケール(Noise Scale)
根本(ランプの左端)から先端(ランプの右側)までのヘアの長さに沿って、さまざまなポイントでノイズ(Noise)エフェクトをスケールできます。 たとえば、ヘアの根元で生成されるノイズを大きくし、先端でノイズを小さくする場合に使用します。

ランプを使用してアトリビュートを設定する」も参照してください。