特定の状況において、コンストレイント対象オブジェクトがそのエイム ベクトルに沿って急回転することがあります。ローリング現象は、エイム ベクトルがアップ ベクトルに接近するか、同一または反対の方向を向くことによって発生します。詳細については、「ローリング現象」を参照してください。
ローリング現象は、ターゲット ベクトルをワールド アップ ベクトルの方向から外しておくことによって防止できます。たとえば、ワールド アップ ベクトルがシーンのワールド空間の Y 軸方向を向いている場合(既定値)は、正または負の Y 軸がターゲット ベクトルと同じ方向を向かないように設定してください。必要に応じてターゲット オブジェクトを移動するか、またはターゲット オブジェクトのウェイト値を変更して、ターゲット ベクトルが Y 軸に接近しないようにすることもできます。
しかし、この防止方法をアニメーションで使用できない場合は、ワールド アップ ベクトルを変更またはアニメートすることによってローリング現象を防止することができます。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)またはチャネル ボックス(Channel Box)を使用して法線コンストレイントのワールド アップ ベクトルを変更するには、「法線コンストレイントを編集する」で説明されているように、ワールド アップ ベクトル(World Up Vector)アトリビュート/チャネルを編集します。
チャネル ボックス(Channel Box)で法線コンストレイントのワールド アップ ベクトルをアニメートするには