冷却(FEM)ソルバー パラメータ

このダイアログ ボックスを使用して、[熱伝導ソルバー]を使用するか、[各繰り返しで流動解析]を実行するかを指定します。熱伝導ソルバーは解析速度は速くなりますが、フロー ソルバーはより高精度なシミュレーションが実行できます。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、成形品で 3D メッシュを生成し、冷却(FEM)を含む解析順序を選択し、プロセス設定[金型温度オプション]のドロップダウン メニューから[非定常]解析オプションのいずれかを選択します。次に、[冷却(FEM)ソルバー パラメータ]ボタンをクリックします。プロセス設定ウィザードで選択する[金型温度オプション]に応じてダイアログ ボックスの変数は異なります。

実行するソルバーを選択した後、次のソルバー パラメータを指定できます。
ダイアログ ボックスのプロパティ コメント 既定値
非定常、成形品熱流束計算 熱流束計算に使用するソルバーを選択します。熱伝導ソルバーはより速いですが、フロー ソルバーはより高精度な結果を得ることができます。 熱伝導
成形品熱流束のタイムステップ数 これは成形品の温度に適用されます。プロセス設定ウィザードで指定した [射出+保圧+冷却時間] 中に、熱伝導ソルバーで成形品の温度を計算する頻度を指定します。 熱伝導ソルバーのみ
非定常金型温度収束許容値 指定した制限値内の値を入力します。収束許容値は、1 つの繰り返しから次の繰り返しへの金型温度の変化に適用されます。許容値が低いほど、結果はより高精度となりますが、解析時間は長くなります。 0.1000
非定常金型温度サイクル最大数 解析で実行する金型温度の繰り返しの最大値を選択します。この最大値に達するまでに結果が収束しない場合は、エラー メッセージが出力されます。 100
並列化のためのスレッド数 ドロップダウン オプションのいずれかを選択して、並列計算を設定します。これにより、特に大規模なモデルでの解析速度を向上できます。 自動