このセクションでは、Autodesk Moldflow Insight - ソルバーに入力されているジオメトリのさまざまな形式によって起こる問題について説明します。
ネイティブ CAD 形式では、サーフェスに関連する面と接続に関する情報を得られます。これらの情報により、*.iges または *.stl よりもモデルをより詳細にコントロールでき、より的確でスムーズなメッシュが可能になります。
ただし、これらの形式は多くの不具合を含む場合も多いので、CAD モデルを使用する場合は注意が必要です。CAD モデルの不具合は、メッシュ生成エラーや結果精度の低下につながります。
CAD 形式で生じる代表的な不具合には次があります。
CAD ジオメトリは、インポートする前に修理および簡略化します。たとえば、Autodesk Moldflow CAD Doctor または Autodesk SimStudio ツールを使用します。 特に小さいフィーチャに注意してください。それらが解析の面で役に立たない場合に削除するか、それらをどうしても保持する必要がある場合は削減して平滑化します。また、ノード密度の増加につながるフィレットが発生することがあります。
要素数を低減するには、オプションとしてフィレットを削除できます。
*.iges フォーマットでは、面についての情報を得られますが、接続またはボディについての情報はありません。*.iges モデルには、異なる種類の固有のメッシャが使用されます。
*.stl ファイル形式では、三角形の情報のみを得られますが、接続、面、サーフェス、またはボディについての情報はありません。*.stl ファイルでメッシュの最適化に使用する主なメッシュ パラメータは、グローバル エッジ長です。
特定のメッシャをAutodesk Moldflow Insightで使用して、*.stl モデルのメッシュを作成します。 ただし、入力の性質によって、高品質の結果を得るのは容易ではありません。