モデリング エラーの修正

予期せぬ結果や不正確な結果を避けるために、ご使用のモデルのモデリング エラーを必ず修正してください。

モデリング エラーの修正

理想的には、Insight to Autodesk CAD Dr、Autodesk Inventor、または Autodesk SimStudio Tools からモデルをエクスポートして修正し、修正済みのモデルをもう一度インポートします。CAD 形式で作業しておりエラーが小さい場合は、[CAD サーフェスの修正]機能を使用して Insight 内の問題の修正を試みることができます。

モデルを編集するとき、モデルを簡素化できる領域をチェックすることをお勧めします。モデル自体にエラーがなくとも、次のような変更を行うと高品質なメッシュにつながり、後からメッシュ修正に費やす時間を節約できます。

スライバーの削除

Autodesk Moldflow Design Link による CAD モデルのインポート時に、スライバーがメッシュ内に生成されることがあります。NUBRS サーフェスの結合箇所で、小さなサイズであるにもかかわらず、高アスペクト比を持つ微小形状が生成される場合があります。これらの小さなフィーチャはメッシュに変換されると、スライバーと呼ばれます。解析実行前に、スライバーを削除することを推奨します。実際に、多くの CAD メッシュのエラーがスライバーに関連付けられます。これらが発生すると、エラーが生じた面の ID をメッシュ ログで検索し、それに応じて CAD を修復できます。すべてのスライバーをひとつずつ修復する必要はありませんが、それらを極力なくすことが最善です。スライバーを削除するには、次の 2 つのオプションがあります。
  1. インポートする前に元のモデルを修正するか、または
  2. [スライバーの削除]Autodesk Moldflow Design Link インポート ダイアログ ボックスで選択してから、モデルの再インポートを試みます。

小さなフィーチャの削除

モデルを簡素化するために着目される別の領域は、小さなフィーチャです。モデルの実現可能性や機能性にほとんどまたはまったく影響がないフィーチャを探します。このようなフィーチャには、会社のロゴ、モデルの見栄えを良くする局所的な厚みのわずかな変更、または目立たないフィーチャの小さな穴などがあります。このようなフィーチャがある場合は、それを除去してメッシュを簡素化するとよいでしょう。