2 ショット連続オーバーモールディング

2 ショット連続オーバーモールディングでは、第 1 コンポーネントは成形されてからサブストレートとして使用され、そこに第 2 コンポーネントが射出されます。

2 ショット連続オーバーモールディングの手法はいろいろあります。1 つの例をここで説明します。この 2 ショット連続オーバーモールディング プロセスでは、第 1 コンポーネントが第 1 キャビティに射出されます。この第 1 ショットが完了すると、金型取付盤が回転して、第 1 コンポーネントを第 2 ショット位置に運び、そこで第 2 コンポーネントが第 1 コンポーネントの上に成形されます。第 1 コンポーネントの射出と第 2 コンポーネントの射出が同時に発生します。したがって、サイクルごとに、1 つの組み合わされた成形品が製造されますが、第 1 コンポーネントは 2 つの射出サイクルの間金型に残ります。

  1. 射出後、取付盤が 180 度回転し、金型が閉じます。第 1 コンポーネント(青色)は、今は下側の(オーバーモールディング)キャビティにあります。
  2. 第 1 コンポーネント(青色)と第 2 コンポーネント(赤色)は同時に射出されます。
  3. 金型が開き、完成した成形品が下側のキャビティから射出されます。第 1 コンポーネントのランナーは、同時に切断されます。
  4. 取付盤が 180 度回転し、金型が閉じます。第 1 コンポーネント(青色)は、今は下側の(オーバーモールディング)キャビティにあります。
  5. サイクルが続行されます。