メッシュリージョンの作成

[リージョンの作成]ダイアログボックスでは、メッシュ上の領域を定義して、これらのリージョンに既定のプロパティを割り当てることができます。通常、メッシュの代わりにリージョンを使用することで作業が容易になり、複数のメッシュ要素を論理的にグループ化して、そのグループに属するすべてのメッシュ要素にプロパティを確実に割り当てることができます。

リージョンは必ず平面です。メッシュ要素は同一平面から多少ずれることがあるため、隣接するメッシュ要素を同じ平面の要素として見なすための許容値を指定できます。この設定により、これらのメッシュ要素が確実に同じリージョンの要素となります。

角度または平面という 2 種類の許容値のいずれかを選択できます。角度許容値は、メッシュ要素間の最大許容角度を度単位で指定します(下の左図を参照)。平面許容値は、同一平面を基準にしたメッシュ要素間の最大許容距離を mm 単位で指定します (下の右図を参照)。通常、角度許容値は大きな曲面を持つ成形品で使用します。平面許容値は、成形品の形状を維持する必要がある場合に使用します。