Dual Domain モデルでは、成形品の肉厚は、成形品の反対側にある要素との間の距離を計算することで決定します。理想的には、要素が 1 対 1 で対応していることが望ましいですが、メッシュのパターンの相違、または形状や成形品の両側の曲率の相違などによって対応していないのが普通です。
メッシュの一致は Dual Domain 繊維配向反り解析では特に重要です。メッシュ偏差に起因する両側スキンの繊維配向の不整合性は、キャビティ内の実際の流動挙動以上に、反り予測に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
メッシュ トランスレータには、メッシュ一致テクノロジが組み込まれており、Dual Domain メッシュの反対側のスキン上の要素との一致数を最大化します。達成されたメッシュ一致レベルの概要は[メッシュ一致]レポートに示され、[Dual Domain メッシュ一致診断]プロットでグラフィックス表示ができます。