Dual Domain メッシュの場合、Autodesk Moldflow 解析の精度は要素の一致に大きく左右されます。
充填解析、充填+保圧解析、冷却解析、および反り解析の精度は、成形品全体の肉厚を正確に表現できているかに大きく左右されます。特に繊維充填材料を使用している場合に、この点が重要になります。Dual Domain メッシュの場合、成形品の特定領域の肉厚を算出するには、まず成形品の両側の要素を関連付けてから("メッシュの一致")、一致する要素間の距離を計算します。
図 1: インプリント ツール使用前後の Dual Domain メッシュ
[メッシュ統計情報]ダイアログ ボックスを使用して正常に一致した要素のパーセンテージを表示し、[メッシュの一致]診断ツールを使用してメッシュの一致結果をグラフィックスで表示します。目標はこのパーセンテージを最大化することですが、しきい値の制限はありません。一般に、パーセンテージが 80% を下回る場合、理由を調査し、改善を試みてください。厚肉モデルの場合は、一致パーセンテージを大きくできないことがあります。
メッシュの一致品質の向上