[応力解析]タブを使用して、応力解析タイプ、計算に含むパラメータ、および使用するマトリックス ソルバーを指定します。
[応力解析]タブは、Midplane メッシュ タイプを使用した熱可塑性樹脂射出成形プロセスでのみ利用可能となります。
- 微小変形解析
- 微小変形解析は最も一般的なタイプの解析であり、大変形解析と座屈解析の両方の基礎となるものです。微小変形解析を十分に理解することは、他のさまざまなタイプの解析を理解するうえで重要な前提条件となります。
- 大変形
- 大変形解析では、成形品内の応力-歪挙動が非線形であると想定されて、成形品の最終的な変形後形状が提示されます。実際には、ほとんどの構造は、ある制限された範囲の荷重強度に対してのみ、線形またはほぼ線形な応答を示します。荷重が大きくなると、構造の剛性が大幅に変わり、応答が非線形になる可能性があります。
- 座屈
- 座屈解析は、荷重がかかった状態で、成形品の変形が安定しているか不安定かを判断するために使用します。構造の応答をたどる本格的な非線形増分/反復法は汎用性が高い上、比較的高い精度が得られますが、演算処理で大きな負荷が発生します。
- 固有振動
- 成形品の非減衰固有振動応答を定義するときに、この解析タイプを選択します。理論的には、この解析タイプは座屈解析に似ていますが、結果の物理的解釈は異なります。
- クリープ
- 成形品のクリープ挙動は、荷重を加えたときに時間の経過とともに進行する変形です。