ローカル座標系(LCS: Local Coordinate System)はモデルの各ノードに関連する X、Y、Z 軸の組合せです。拘束および荷重を 1 方向に簡素化して割り当てるために、ローカル座標系を使用することが好ましい場合があります。
ローカル座標系ツールを使用して、複数のローカル座標系を作成して保存することができますが、一度にアクティブにできるのは 1 つのみです。後続のすべてのモデリングは、アクティブなローカル座標系を基準に作成されます。ローカル座標系をモデリング平面としてアクティブ化する場合、新しいジオメトリを新しい XY 平面に作成して、簡単にモデリングをすることができます。また、反り、および応力と歪の影響を調べる場合、ローカル座標系をアクティブにして結果を可視化することができます。
ローカル座標系を定義するには、モデルで 3 つの参照点またはノードが必要です。次のように所定の 3 つの参照位置を X、Y、Z 軸に定義します。
ローカル Z 方向は XY 平面に垂直であるように定義され、ローカル座標系は"「右手」"座標系と言えます。