要素のキャビティ/コア側で異なる金型温度の指定

射出成形プロセスでは、成形品と金型の設計によって、金型に高温または低温領域が発生することがあります。冷却解析は、このような金型温度の局部的なばらつきを予測および考慮することができます。

冷却モジュールがない場合は、キャビティ/コア側で異なる金型温度値を手動で設定して、これらが成形品の充填に与える影響を評価できます。要素の表側/裏側は、要素の向きで決定されます。

表面の特定の要素に、キャビティ/コア側で異なる金型温度を指定する手順は次のとおりです。

  1. [表裏方向] ([メッシュ]タブ > [メッシュ診断]パネル > [表裏方向])をクリックし、次に[表示]をクリックしてすべての要素の向きを表示します。
  2. [モデル]ペインで必要な要素を選択し、右クリックして[プロパティ]を選択します。
  3. [金型プロパティ]タブで、[キャビティ/コア側の設定][局部金型表面温度]を選択します。
  4. Dual Domain 要素の場合は、[編集]ボックスに金型表面温度値を入力します。Midplane 要素の場合は、[温度の編集]をクリックして[局部金型表面温度]ダイアログ ボックスを表示し、必要な表側/裏側の金型温度値を入力して[OK]をクリックします。