複合材料の応答を定義するには MATPFA エントリを使用します。
「付録 A」には、MATPFA の各フィールドの詳細な説明があり、各フィールドの許容値の範囲、各材料を表すために使用するマルチスケール構成関係に各フィールドが与える影響などを参照できます。MATPFA の各フィールドの簡単な説明を次に示します。
エネルギー ベースの劣化を使用した解析の場合、MDE フィールドは、破損イベント後に複合材料剛性の線形劣化があると仮定して、母材破損前後のエネルギー散逸量の合計を示します。具体的には、複合材料の 、
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が母材破損イベント後に、このエネルギー、繊維破損時の複合材料の応力状態、および要素の体積に基づいて劣化します。
エネルギー ベースの劣化を使用した解析の場合、FDE フィールドは、繊維破損イベント前後に複合材料剛性の線形劣化があると仮定して、繊維破損に対するエネルギー散逸量の合計を示します。具体的には、複合材料の 、
、
が、このエネルギー、繊維破損時の複合材料の応力状態、および要素の体積に基づいて線形に劣化します。
TREF フィールドの値を -1.0 に設定すると、温度依存機能がアクティブになります。温度依存をアクティブにした場合、材料ファイルに保存している最低/最高温度点の境界内にある任意の温度に対して、複合材料と構成の特性を線形補間します。保存している最低温度データムより低い温度は、Helius PFA では最低温度データムで保存されている材料特性を使用します(保存している温度データ点の境界を超えて特性を外挿することはありません)。保存されている最高温度データムより高い温度も同様に処理されます。Helius PFA の温度依存材料特性の使用の詳細については、「理論マニュアル」を参照してください。