AutoCAD Architecture プロジェクトに含まれる図面ファイル。プロジェクトを構成していない図面は、アクセスしたりプロジェクト標準仕様と同期させることができません。
プロジェクトに関連付けられた標準スタイルおよび表示設定を格納するファイル(DWG、DWT、DWS)。標準図面は、プロジェクト固有の標準仕様を格納する場合は、プロジェクト フォルダ内のフォルダに配置され、部署に固有または会社全体の標準仕様を含む場合は、プロジェクト フォルダの外に配置されます。
標準図面は、e-トランスミット パッケージやアーカイブ パッケージに含めることができます。
特定のプロジェクトに標準として定義されたスタイルまたは表示設定。標準スタイルまたは表示設定として定義するには、標準図面に格納する必要があります。標準スタイル タイプおよび表示設定には、次のものがあります。
オブジェクトに対応していないプロジェクト図面内のスタイルまたは表示設定は、プロジェクト標準図面にあります。
プロジェクト標準スタイルおよび表示設定への変更を記録するプロセスです。標準スタイルおよび表示設定は、標準図面で変更されたら、バージョン付けする必要があります。新しいバージョンが作成されると、次回の同期時に、スタイルや表示設定は変更されたものとして認識され、それによってプロジェクト図面を更新できます。
プロジェクトの標準のスタイルや表示設定は、プロジェクト図面またはプロジェクト標準図面で変更されると、バージョン付けされます。たとえば、標準スタイルのバージョンの日付が 2006 年 7 月 14 日であるとします。それ以前のバージョンは、1 週間前の 2006 年 7 月 7 日であるとします。
同期により、プロジェクト図面内でプロジェクト標準図面にないバージョン日付(たとえば、2006 年 7 月 12 日のバージョン)のスタイルや表示設定が検出されると、このバージョンはプロジェクト標準スタイルまたは表示設定の「非標準バージョン」となります。
上記の同期で、2006 年 7 月 7 日の日付のバージョンのスタイルや表示設定がプロジェクト図面で検出されると、このバージョンには「古いバージョン」というラベルが付けられます。これは、そのバージョンがプロジェクト標準図面に存在しているものの、2006 年 7 月 14 日の新しいバージョンにより更新されたためです。
図面やプロジェクトを、関連する標準仕様に対してチェックし、標準仕様とプロジェクト間のバージョンの不一致を特定して、除去する処理です。同期には、バックグラウンドでのユーザから見えない状態での実行や、ユーザへのプロンプト付き自動実行、またはユーザによる手動での開始などを設定できます。
プロジェクト ツール パレット グループは、自動的にプロジェクトに関連付けられます。これは、共有された場所から参照したり、各ユーザのコンピュータにコピーできます。
プロジェクト ツールとは、プロジェクト ツール パレット セットにあるプロジェクト用のツールです。現在のスタイル定義が常に使用されるようにするため、プロジェクト固有のツールは、標準図面内のスタイルを直接指し示す必要があります。
標準図面、カタログ、およびライブラリがプロジェクト フォルダ内に配置されると、それらはプロジェクト固有のものとして処理されます。たとえば、プロジェクトを新しいプロジェクトのテンプレートとして使用すると、標準フォルダのすべてのファイルは新しいプロジェクトにコピーされ、新しいプロジェクトで変更したり、上書きできます。プロジェクト フォルダの外にある標準ファイルは、新しいプロジェクトを作成する際に、コピーされません。これらのファイルは、既存および新しいプロジェクトでの元の位置から参照のみ可能になります。これは、プロジェクトごとに変更してはならない会社の標準仕様を格納するファイルにとって適しています。