概要 - 窓スタイル

窓スタイルは、窓に割り当てられたプロパティのグループで、窓の外観やその他の特性を決定します。

窓スタイルを使用すると、特定のジョブや図面、オフィス標準の標準の窓タイプを表現できます。窓スタイルの作成または修正を行うと、そのスタイルを使用する窓には、そのスタイルの設定と特性が格納されます。AutoCAD Architecture で提供されているテンプレートには、多くの典型的な窓の窓スタイルが含まれています。カスタム窓用として、ユーザ独自の窓スタイルや窓タイプを作成できます。

作成した窓にはそれぞれ、特定の窓スタイルが関連付けられています。窓スタイルは、窓の寸法、デザイン規則、標準サイズなどといった窓に関するプロパティをコントロールします。ここで窓スタイルによるコントロールとは、窓スタイルを変更すると、現在の図面内でそのスタイルを使用しているすべての窓にその変更が反映されることを意味しています。

デザイン規則は窓スタイルのプロパティであり、定義済みまたはカスタムの窓形状および窓タイプを決定します。アーチ、ゴシック、矩形、円形などの窓形状は、窓のジオメトリに関する設定です。カスタム形状(ヒンジ - 片開き - 全面採光など)は、特定の窓タイプ([片開き]など)で利用可能です。窓タイプ(突出し、通り抜け、開きなど)は、閉まり、スイング、ヒンジなどといった窓の開口部の特性を記述します。

スタイルを作成するには、既定のスタイル プロパティを使用するか、既存のスタイルをコピーします。スタイルを作成した後は、スタイルのプロパティを編集することで、スタイルの特性をカスタマイズできます。

窓スタイルからツールを作成する

任意の窓スタイルから窓ツールを作成できます。スタイル マネージャからツール パレットにスタイルをドラッグできます。次に、そのツールで作成される窓の既定の設定を指定できます。