概要 - ツールバーをカスタマイズする

最も簡単なツールバーのカスタマイズでも、日々の作図タスクを効率化できます。

ボタンを追加したり、あまり使用しないボタンを削除したり、ボタンやツールバーを再配置することができます。また、ユーザ独自のツールバーやフライアウト ツールバーを作成したり、コマンドに関連付けられたボタン イメージを作成、変更できます。ツールバーは、最初から作成したり、既存のツールバーをコピーして作成したり、既存のプルダウン メニューから作成することができます。プルダウン メニューからツールバーを作成するときは、サブメニュー項目は含まれません。

注: ツールバーを作成するときには、ツールバーを表示するワークスペースを決める必要があります。既定では、新しいツールバーはすべてのワークスペースに表示されます。

次の表に、[プロパティ]ペインに表示される、[標準]ツールバーのプロパティを示します。

標準ツールバーのプロパティ

[プロパティ]ペインの項目

説明

[名前]

ツールバーの名前として使用される文字列です。

標準

[説明]

要素の説明に使用される文字列で、ユーザ インタフェースには表示されません。

[標準]ツールバー

[既定の表示]

部分カスタマイズ ファイルとして CUIx ファイルがロードされたとき、ツールバーを表示するかどうかを指定します。

ワークスペースに追加

[方向]

CUIx ファイルが最初にロードされたとき、ツールバーを浮動にするか、ドッキング(上、下、左、右)にするかを指定します。

[既定の X 位置]

ツールバーの表示位置として、ツールバーを浮動に指定している場合は画面の左端からの位置を、ドッキングに指定している場合はその位置を指定します。ドッキングの場合、値 0 はドッキング領域内の左端の位置を表します。

0

[既定の Y 位置]

ツールバーの表示位置として、ツールバーを浮動に指定している場合は画面の上端からの位置を、ドッキングに指定している場合はその位置を指定します。ドッキングの場合、値 0 はドッキング領域内の一番上の位置を表します。

0

[行]

ツールバーが浮動の場合に表示されるツールバー上の項目の行数を指定します。

1

[エイリアス]

ツールバーのエイリアスを指定します。[...]ボタンをクリックすると、[エイリアス]ダイアログ ボックスが表示されます。CUIx ファイルのそれぞれのエイリアスは一意でなければなりません。エイリアスはツールバーをプログラムから参照するために使用されます。

TB_STANDARD, Standard

[要素 ID]

ツールバーを識別する一意なタグです。

ID_TbStandard

注: プロパティ[既定で表示]、[方向]、[既定の X 位置]、[既定の Y 位置]、[行]は、CUIx ファイルを最初にロードし、既定のワークスペースが設定されていないときにのみ使用されます。最初にツールバーをロードした後、ツールバーの[外観]のプロパティをコントロールするには、ワークスペースを使用します。

新しいツールバーを作成するときにまず最初に行うことは、ツールバーの名前を指定することです。新規ツールバーにはコマンドやコントロールが割り当てられていません。最低 1 つのコマンドかコントロールがツールバーに割り当てられるまでは、そのツールバーはプログラムから無視されます。ツールバーにコマンドやコントロールを追加するには、既存のツールバーまたは[コマンド一覧]ペインからコマンドまたはコントロールをドラッグし、ツールバーにドロップします。

ツールバーにコマンドまたはコントロールを追加したら、[プロパティ]ペインの[コマンド名]と[説明]プロパティを変更することによって、カーソルをボタンの上に置いたときにツールチップに表示される文字列を変更することができます。

ツールバーからリボン パネルを作成する

既存のツールバーを、[<ファイル名> 内のカスタマイズ]ペインの[ツールバー]ノードから[<ファイル名> 内のカスタマイズ]ペインの[リボン]ノードの下の[パネル]ノードにドラッグすることにより、ツールバーから新しいリボン パネルを作成することができます。ツールバーをドロップすると、ツールバーのコピーをリボン パネルに変換するかどうかを尋ねられます。