図面(DWG)ファイルは、AutoCAD ベースの製品を使用して作成される製品固有のデータ ファイルです。
それぞれの AutoCAD ベースの製品は、ファイルを保存するときに特定のファイル形式を使用します。これは、ファイルをクライアントや社内の他のユーザと共有する場合に重要です。
次の表に、AutoCAD または AutoCAD ベースの製品のユーザとファイルを共有する場合に使用すべきファイル形式の概略を示します。
図面ファイル形式 | AutoCAD のリリース |
---|---|
AutoCAD 2018 | AutoCAD 2018 |
AutoCAD 2013 | AutoCAD 2013 から AutoCAD 2017 |
AutoCAD 2010 | AutoCAD 2010 から AutoCAD 2012 |
AutoCAD 2007 | AutoCAD 2007 から AutoCAD 2009 |
AutoCAD 2004 | AutoCAD 2004 から AutoCAD 2006 |
AutoCAD 2000 | AutoCAD 2000 から AutoCAD 2002 |
AutoCAD R14 | AutoCAD R14 |
AutoCAD R12 DXF | AutoCAD R13 |
AutoCAD R12 DXF | AutoCAD R12 |
AutoCAD ベースの製品の複数のリリースを使用しているオフィスで作業するときは、ファイルを保存するときに使用する既定のファイル形式を設定することができます。既定のファイル形式を設定するオプションは、[オプション]ダイアログ ボックスの[開く/保存]タブの[ファイルの保存]領域にあります。[名前を付けて保存]ドロップダウン リストからファイル形式を選択すると、次のコマンドに影響します。
既定のファイル形式を設定しても、次のコマンドには影響しません。
旧リリースでオブジェクトを利用できるようにしたい場合は、回避策として、次のようにしてください。
SAVEAS[名前を付けて保存]コマンドは、図面をあるファイル形式から別のファイル形式に保存する場合は使用できますが、別の形式で保存する必要がある複数の図面を交換する場合は効率的ではありません。このような場合は、次のいすれかの方法を使用して、複数の図面を異なる図面ファイル形式に保存します。