AutoCAD システム変数

AutoCAD の動作をコントロールする 500 以上のシステム変数のうち、大規模データ セットの処理を向上させるために使用できる変数がいくつかあります。このセクションでは、まずシステム変数エディタにアクセスする方法について説明し、次に特定の変数の背景情報と推奨設定値を示します。

システム変数エディタにアクセスする

AutoCAD システム変数の設定にアクセスするには、コマンド ラインに SYSVDLG と入力するか、Civil 3D ワークスペースで[エクスプレス]タブ[ツール]パネル[システム変数]をクリックします。図 14 に示すようなダイアログ ボックスが表示され、システム変数の説明を確認し、それらの設定値を変更するためのインタフェースが提供されます。

図 14: システム変数の設定

大規模な作業グループを使用する場合、各コンピュータで実行し、AutoCAD 設定を標準化するためのスクリプトを作成できます。そのためには、あるコンピュータの変数を設定し、[システム変数]ダイアログ ボックスで[すべて保存]をクリックします。設定値は SVF ファイルまたは SCR ファイルに保存されます。各ファイルを別のコンピュータで実行して設定値を更新できます。詳細については、[システム変数]ダイアログ ボックスで[ヘルプ]をクリックします。

グラフィックス パフォーマンス

グラフィックス パフォーマンスの設定には、AutoCAD の GRAPHICSCONFIG[ハードウェア パフォーマンスの調整]コマンドを入力することによってアクセスできます。図 15 に示すように、[グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックスが表示されます。

図 15: グラフィックス パフォーマンスの設定

コマンド ラインで -GRAPHICSCONFIG コマンドを使用することにより、他のオプションにアクセスすることもできます。詳細は、『AutoCAD ヘルプ』を参照してください。