工具マッピング ダイアログの表から工具を選択して 工具寿命 をクリックし、工具寿命 ダイアログを表示します。
選択した工具(孔あけ加工工具か、それとも、フライス加工工具か)により、工具寿命 ダイアログの内容は異なります。
孔あけ加工工具
孔あけ加工工具の 工具寿命 ダイアログには、次のオプションがあります。
- 単一の工具を使用 (工具寿命を設定しない) - 選択した工具に工具寿命を設定しません。1 つの工具で、該当の工具スロットに割り当てられているすべての工程を実行します。
- 指定の工具本数で孔数を等しく分割 - 工具の加工する孔の数を、指定の工具本数で等分します。
- 各工具の加工限界孔数を指定 (必要な本数の工具を制限なく作成) - 加工限界孔数 を指定して、その値に到達した場合には追加の工具を割り当てます。工具が、指定した 加工限界孔数 を超えて加工することはありません。その後、同じ工具にさらに工具スロットが割り当てられ、加工はそれらのスロット間で分割されます。NC データでは、リミットに到達した時点で工具変更が挿入されます。
フライス加工工具の 工具寿命 ダイアログには、次のオプションがあります。
工具寿命の制約
- 工具寿命の設定は、フライス加工パーツ、マルチプル座標系パーツ、イケール パーツに対して有効です。
- 旋削加工パーツ、Turn/Mill パーツ、WireEDM パーツに工具寿命を設定することはできません。
- 工具寿命を設定するには、ツールパスを生成(シミュレーションを実行)しなければなりません。
- フライス加工パーツでは、工具寿命の設定はシングル プログラムの作成のみに対して有効です。つまり、単一セットアップのパーツと、4 軸、または、5 軸の割り出しパーツに対してアクティブとなります。4 軸、または、5 軸パーツで セットアップ優先 を選択した場合、工具寿命の設定を有効にするため シングル プログラム作成 も選択しなければなりません。割り出しの詳細については、ストック プロパティ ダイアログの 割り出し設定 タブを参照してください。割り出しのない、複数セットアップのフライス加工パーツの場合、パーツ ビュー でセットアップを 1 つだけ選択して、そのセットアップの工具寿命を設定します。
- 工具寿命は、シングル プログラムで実行中の工具のみに適用されます。工具寿命の情報は、工具データベースに永久保存されません。