タッピング

タッピング 工具は、孔をタッピングするのに使用されます。

名前 - 工具を識別するための名前を入力します。工具箱内の他の工具の名前と重複しないようにします。

単位 - 工具の寸法の単位です。インチの場合、インチ を選択します。このオプションが選択されていない場合、単位はミリメートルになります。

直径 - 図を参照

長さ - 図を参照

全長 - 図を参照

有効長 - シミュレーションの際に、工具が、ホルダーからどれだけ出ているかを示します。

TPI / ピッチ - 工具の単位がインチの場合はインチあたりのネジ山数 (TPI)、ミリメートルの場合はネジ山の ピッチ を指定します。

ドリル直径 - この値が指定されている場合、この直径のツイスト ドリルを常にタッピングに使用します。計算 が選択されている場合、FeatureCAM のアルゴリズムを用いてドリルを算出します。FeatureCAM でのドリル直径の算出には、 2 つの数式のどちらかが使用されます。数式の一方は切削、ヘリコイル、ユーザー定義のタッピング用です。もう一方の数式は、転造のタッピング用です。これらの数式は、加工初期設定 ダイアログ、工具選択 ページの ネジ切り % タッピング ドリル(切削)ネジ切り % タッピング ドリル(転造) プロパティで制御されています。

ヘリコイル、または、ユーザー定義のタッピング タイプの ドリル直径 が設定されていない場合、切削タイプの数式を用いてドリル直径が算出されます。

テーパー - テーパーのあるタッピングにする場合、角度を入力します。テーパー ネジ孔の加工では、同じテーパー角度のタッピング工具が自動選択されます。

材料 - 工具の材料です。この情報に基づいて、送りと回転数 が算出されます。

仕上げ - 工具のコーティング、または、仕上げです。この情報は、送りと回転数の算出にも使用されます。材料の送り/回転数テーブルが ブライト 仕上げの工具のみに存在して、窒化チタンブラック オキサイド 仕上げの工具には存在しない場合、回転数は ブライト 仕上げのデータベースから取得されます。窒化チタンの回転数は、ブライトの回転数の 1.5 倍です。ブラック オキサイドの回転数は、ブライトの回転数の 1.05 倍です。送り速度は、ブライトの送りと同じ値です。

ポイントボトム は先端が平坦なタッピング、プラグ は先端が尖ったタッピングです。止まり孔にボトム タッピングを使用する場合、工程シートに警告が表示されます。タッピングに使用する工具タイプにかかわらず、孔にはタッピングに対する十分なクリアランスが設けられていなければなりません。この条件に反する場合、孔の寸法入力時にエラーが表示されます。

スタイルファストスパイラル はツイストされた刃、ガン はまっすぐな刃によるタッピングです。

リミット - このプロパティは、工具選択には考慮されません。工具情報の参照として使用されるだけです。

タイプ - テーパー孔は、その タイプ により区別されます。タッピングの際、FeatureCAM はネジ孔の タイプ に一致するタッピング工具を検索します。

新規追加 - タッピング工具の定義の際に、新規タイプを作成します。すべての新規タッピング工具タイプが、孔のタッピング タイプ候補として表示されます。工具の自動選択は、新規タイプの工具の検索に制限されます。

勝手 勝手、または、 勝手を指定します。

直径

工具長

全長