傾斜バウンダリー - 低傾斜領域と急傾斜領域とを区別するための角度です。この角度より傾斜の低いサーフェスは平行パス、傾斜の高いサーフェスは等高線パスで加工されます。
傾斜オーバーラップ - 2 つの領域のオーバーラップ量を角度で指定します。0 の場合、2 つの領域は独立した別々の領域となります。10 の場合、2 つのツールパスが 2 度までオーバーラップします。
低傾斜
フィーチャーの低傾斜領域を加工するツールパスのタイプ (スパイラル、または、平行加工) を選択します。
スパイラル ツールパスで加工する低傾斜領域の形状は、傾斜バウンダリー と 傾斜オーバーラップ に基づいて自動的に算出されます。
連続スパイラル - 加工中、工具がサーフェスから離れないようにします。
連続スパイラル を選択してサーフェスと常に接触するツールパスにすることで、サーフェスへのアプローチやサーフェスからのリトラクトで発生するドウェル マーク、または、傷を防ぎます。
通常の等高線仕上げツールパスは、次のように一定の Z 高さでパスを作成します。工具は、等高線と等高線との間でサーフェスに沿ってリトラクトするか、送られます。
連続スパイラル を選択すると、ツールパスが一連のスパイラルに変化します。工具の Z 高さは一定ではなくなります。
内から外 - デフォルトで、スパイラルは、フィーチャーのエッジから内側に向かって移動します。このオプションを選択した場合、スパイラルは、フィーチャーの中心から外側に移動します。
スムージング - 方向の急転換を除去します。レースライン スムージングでの ツールパス コーナー % に似ていますが、コーナーだけではなく、すべてのツールパスをスムージングします。
スムージングなしの 3D スパイラル仕上げ:
スムージングありの 3D スパイラル仕上げ:
平行加工 ツールパスを選択した場合、平行角度 を入力しない限り、パスは X 軸に平行となります。平行角度 を 90 に設定した場合、Y 軸に平行となります。
急傾斜
これらのプロパティを使用して、フィーチャーの急傾斜領域を制御します。
下から加工 - サーフェス フィーチャーを、下から上に加工します。選択解除されている場合、上から下に加工します。
ホルダー干渉をクリップ - ホルダーやシャンクが、パーツ サーフェス、チェック サーフェス、加工されていないストックと干渉する場合、その箇所のツールパスをトリムします。選択した場合、工程の フライス加工 タブに ホルダー クリアランス と シャンク クリアランス プロパティが表示されます。
スパイラルの例
平行加工の例