マシン デザイン ファイル作成の最初のステップは、リンク設定 ダイアログでのマシン階層の設定です。マシン シミュレーションに表示するすべての部位を、パーツ ビュー の machine 以下に追加しなければなりません。この作業の目的は、マシンの動作を階層にすることです。この階層には、動かない部位(ボディ、ベース、ロゴなど)も含めます。シミュレーションには表示しない部位(マシンのドアや、後でシミュレーションに追加する予定のパーツ キャッチャーなど)を、ドキュメントに残しておく場合もあります。
次の 2 つは、リンク(親と子のリレーション)が設定されたマシンの例です。
|
Turn/Mill:
|
5 軸フライス加工:
|
Turn/Mill では、ヘッドの従動部(子)にチャックが、さらに、チャックの従動部(子)に爪が割り当てられています。フライス加工では、x_slide の上に z_slide があり、さらにその上に head が配置されています。
備考
- 従動部(子)のソリッドに、複数の可動部(親)を割り当てることはできません。従動部(子)のソリッドに複数の可動部(親)を割り当てる場合、従動部(子)のソリッドをコピーして、そのソリッドに異なるソリッド(親)を割り当てます。
- リレーションを再構築したり置換したりする際は、マシン階層の最下位から上に向かって調整します。前述のフライス加工の例から x_slide、z_slide、head を削除する場合、head、z_slide、x_slide の順に削除します。
- machine ツリーでは、動かないソリッドを、動かないメイン ボディの従動部(子)にします。これらのソリッドは動かないため実際の作用はありませんが、このように設定することで他の動くソリッドが調整しやすくなります。