数式を使用して値を入力

FeatureCAM では、さまざまな数式ツールを使用して数値フィールドに情報を入力することができます。

方程式

ダイアログの数値フィールドには、方程式を使用することができます。パラメトリック モデリング モードでは、常に方程式が表示されます。パラメトリック モデリングが無効の場合、方程式の結果が表示されます。

方程式は、DOS コマンド ライン フォーマットに似た入力方法です。詳細については、以下の演算子のリストを参照してください。複雑な方程式では、まず、乗算と除算、次いで加算と減算が行われます。カッコを使用して、演算の順序を変更することもできます。

例えば、次のように実数を指定することができます。

1.

.1

1.234

1.e2

.1e3

.1e-4

1.2e+6

数字の引数は、定数です。演算子の結果は、他の関数と同じように変数に割り当てられます。

x = 1

y = 2 * (x + 2)

z = y * 47.5

変数は、他の数値フィールドだけで使用することも、他の演算とともに使用することもできます。

極座標

ポイントの位置を指定するためのすべてのフィールドには、極座標を入力することができます。

極座標の入力は、次のような形式となります。

polarXd(r,,Xc) は、 r(cos ) + Xc として計算されます。

polarYd(r,,Yc) は、r(sin ) + Yc として計算されます。

これらは、次を示します。

polar - 極座標を指定します。

polarx - X 座標です。

polary - Y 座標です。

d - 角度を度で指定します。

polarxd - 回転角度が度で指定された、X の極座標です。

polarx - 回転角度がラジアンで指定された、X の極座標です。

たとえば、polarXd(1,45,2.5) polarYd(1,45,3.0)polarX(1,/4,2.5) polarY(1,/4,3.0) は同じポイントを示します。1 番目は度で、2 番目はラジアンで示しています。

注: 回転は、現在のセットアップの X 軸から、または、X 軸と平行に指定されます。

r - オフセット距離です。

- 回転角度です。マイナスの場合もあります。

XcYc - 任意の中心点です。

注: 中心点を指定しなかった場合、セットアップの現在の原点が使用されます。

演算子

次の演算子を使用することができます。

演算子

説明

演算子

説明

+

2 つの数値を加算します。

acosd (num)

数値のコサインの逆関数を、度で算出します。

-

2 つの数値を減算します。

atand (num)

数値のタンジェントの逆関数を、度で算出します。結果は -90 から 90 までとなります。

*

2 つの数値を乗算します。

atan2d (y,x)

Y/X のタンジェントの逆関数を、度で算出します。結果は -180 から 180 までとなります。

/

2 つの数値を除算します。

ceil(num)

数値と同等以上の、最も近い整数を返します。

sin(num)

ラジアンで与えられた、角度のサインを算出します。

floor(num)

数値と同等以下の、最も近い整数を返します。

cos(num)

ラジアンで与えられた、角度のコサインを算出します。

fabs(num)

数値の絶対値を返します。

tan(num)

ラジアンで与えられた、角度のタンジェントを算出します。

sqrt(num)

数値の平方根を返します。

sind(num)

度で与えられた、角度のサインを算出します。

mm2in(millimeters)

ミリからインチに変換します。

cosd(num)

度で与えられた、角度のコサインを算出します。

exp(num)

e = 2.71828 で、e^x を返します。

tand(num)

度で与えられた、角度のタンジェントを算出します。

log(num)

ln が自然対数である、ln(x) を返します。

asin(num)

数値のサインの逆関数を、ラジアンで算出します。

log10(num)

数値のベース -10 対数を返します。

acos(num)

数値のコサインの逆関数を、ラジアンで算出します。

pow(base, power)

累乗された基数を返します。

atan(num)

数値のタンジェントの逆関数を、ラジアンで算出します。結果は -pi/2 から pi/2 までとなります。

degtorad(num)

度からラジアンに変換された角度を返します。

atan2(y,x)

Y/X のタンジェントの逆関数を、ラジアンで算出します。結果は -pi から pi までとなります。

radtodeg(num)

ラジアンから度に変換された角度を返します。

asind(num)

数値のサインの逆関数を、度で算出します。

pi

十進法の円周率を返します。