トップ テーブル ソリッド(トップ テーブルの形状を定義するソリッド)には、ストックとクランプが取り付けられます。これにより、マシン シミュレーションの際、ストックとクランプは、このダイアログで指定されたソリッドの子であるかのように、ソリッドとともに動きます。
旋盤では、このソリッドはメインスピンドル、または、チャックとなります。フライス盤では、このソリッドはトップ テーブル ソリッドとなります。トップ テーブル ダイアログを使用して、これを設定します。
[マシン デザイン] タブ > [コンフィギュレーション] パネル > [トップ テーブル] から、トップ テーブル ダイアログを表示します。
ダイアログを、次のように設定します。
- ドロップダウン リストからソリッドを選択するか、選択ボタンをクリックして、グラフィック ウィンドウでソリッドを選択します。
- 次のいずれかを選択します。
- 適用 をクリックします。
トップ テーブルの UCS
トップ テーブル の UCS は、特に旋盤で重要な UCS です。トップ テーブルの UCS の位置と向きは、FeatureCAM パーツで使用するセットアップの位置と向きに対応するため非常に重要です。
- トップ テーブルの UCS は、セットアップの原点 (または、この原点から セットアップ - シミュレーション情報 ページで指定したオフセットを差し引いた位置) にメイトします。
- セットアップの UCS の原点 (または、この原点から セットアップ - シミュレーション情報 ページで指定したオフセットを差し引いた位置) は、トップ テーブルの UCS に一致するよう設定され、XYZ 方向も位置合わせされます。
- FeatureCAM のシミュレーションは、トップ テーブルの UCS がセットアップ (または、その位置から セットアップ - シミュレーション情報 ページで指定したオフセットを差し引いた位置) と位置合わせされるように、マシン全体をアライン(変換)します。つまり、トップ テーブルの UCS の プラス X 方向やプラス Z 方向が、セットアップの プラス X 方向とプラス Z 方向にそれぞれ位置合わせされるようにマシンが変換されることになります。さらに、セットアップの原点 (または、その位置から セットアップ - シミュレーション情報 ページで指定したオフセットを差し引いた位置) が、トップ テーブルの UCS の原点と同じポイントになるようにマシンが移動されます。
次の例では、フライス盤での UCS とソリッドを示しています。
フライス加工の UCS は、次のように設定しなければなりません。
- XY をテーブル中央に配置
- Z をテーブル最上部に配置
- X は右向き
- Z は上向き
4 軸割り出しパーツでは、.fm ファイルのセットアップのクランプ位置とトップ テーブルの位置の組み合わせに基づいて、パーツの割り出し軸がテーブルの回転軸と位置合わせされるようにストックが移動されます。そのように設定されていない場合、シミュレーションで割り出し軸を基準にマシンを回転させることはできません。
次の例では、Turn/Mill マシンの UCS とソリッドを示しています。
旋削加工の UCS は、次のように設定しなければなりません。
- XY をチャック中央に配置
- Z を爪のフェースに配置
- X は上向き(または、スラント ベッド旋盤の工具に向かう)
- Z は右向き(メインスピンドルからサブスピンドル、または、芯押し台に向かう)