ファクトリのプロパティ ブラウザに一覧表示されている各種のパラメータの値を選択して編集することで、アセットのプロパティを変更できます。アセットは、ある画層から別の画層に移動することができます。選択したアセットに加えた変更は、その特定のインスタンスにのみ反映されます。変更は、ファクトリ アセット ライブラリには影響しません。
ブラウザにアクセスするには、[ファクトリ]タブ 
[ツール]パネル
[ファクトリのプロパティ]の順にクリックし、[パレット]ドロップダウン メニューからブラウザを選択します。ブラウザには、アセットを右クリックして、右クリック メニューを表示し、[ファクトリ] > [ファクトリのプロパティ]を選択してもアクセスできます。
パラメータ化されたアセットがファクトリ レイアウト アセンブリで選択されると、ファクトリのプロパティ ブラウザには、アセットのデータが表示されるようになります。フィールドがグレー表示になっている場合、値を変更することはできません。カテゴリにアセットが定義されていない場合、カテゴリは表示されません。
アセット プロパティの定義に含まれているキー パラメータの式からプロパティ値が派生している場合、値にマウス カーソルを合わせると、式を表示することができます。たとえば、アセットの説明に "The height is 70in" と表示される場合、このフィールドにカーソルを合わせると、説明の定義に使用された式が "=The height is <height>" であることが表示されます。
距離の計測値(高さ、幅、長さなど)を更新する際に、フィールドに値を入力するか、[測定]アイコンをクリックし、2 つの点を選択して距離を定義することができます。
[ファクトリのプロパティ]の情報は、次のカテゴリで編成されています。
- [画層]: 選択したアセットの画層名です。複数のアセットが選択されている場合は、画層の名前は[*VARIES*]と表示されます。画層名の右側をクリックすると、現在の画層で定義されたすべての画層の名前を含むドロップダウン リストが表示されます。ドロップダウン リストから必要な画層を選択して、選択したアセットを別の画層に移動することができます。選択したアセットがアセット バリアントの場合は、[選択したバリアント]オプションが[画層]領域の画層名の下に表示されます。[選択したバリアント]の右側をクリックし、アセット バリアントに割り当てられている各パラメータを含むドロップダウン リストを表示します。ドロップダウン リストから別のバリアント パラメータを選択することで、アセットを修正することができます。
- [モデル]: アセット内のキー パラメータに指定されているモデリング パラメータです。モデル パラメータは、Inventor の[パラメータ]コマンドを使用して定義されます。
- [概要]: アセットの作成時に[アセット プロパティ]の[概要]タブで定義したプロパティ
- [プロジェクト]: アセットの作成時に[アセット プロパティ]の[プロジェクト]タブで定義したプロパティ
- [カスタマイズ可能]: パラメータは、特定の iProperty、および[アセット プロパティ]コマンドを使用してアセットを作成する際に入力したユーザ定義の値を表します。これらのプロパティは、アセットの作成時に定義したカテゴリ別に編成されます。カスタム プロパティを更新するには、ブラウザの右上隅にある
をクリックします。
- [諸元]: アセットの簡単な説明です。[諸元]には、製造元、モデル名、モデル番号など、アセットに関する一般情報が記述されています。アセットをコピーするたびに、同じ諸元が割り当てられます。追加諸元には、アセットに関する追加情報が含まれています。たとえば、「バリアント付きの直線コンベア」の場合、このアセットのバリエーションがアセットの配置時に選択できることを示します。
- [アセット タグ]: アセットに関連付けられているタグです。アセット タグには、企業の在庫番号やアセットのシリアル番号など、特定のアセットに固有の情報が記述されています。アセットをコピーするたびに、独自のアセット タグを割り当てることができます。
ファクトリのプロパティ ブラウザを使用して配置済みアセットを修正する方法の詳細については、「ファクトリ アセットの挿入」を参照してください。