アニメーションをレンダリングするときに、バッチ レンダーを実行せずにフレーム シーケンスをレンダリングできます。便宜上、プレビューのために、これらのイメージをレンダー ビュー(Render View)に追加することもできます。
フレーム/アニメーション拡張子(Frame/Animation ext)ドロップダウン リストで、# が付いた任意のオプションを選択します(例: name.#.ext)。フレームレンジ(Frame Range)セクションの開始フレーム(Start frame)および終了フレーム(End frame)アトリビュートがアクティブになり、フレームレンジを設定することができます。
レンダー シーケンス(Render Sequence)ウィンドウのタイトル バーには、レンダリングされるフレームが示されます(例: フレーム: 1-10)。
特定のカメラからレンダーする
このカメラからレンダーされたカメラのみが生成されます。
シーン内で作成したすべてのカメラがこのリストに自動的に追加されます。
ドロップダウン リストが非アクティブな場合は、すべてのレンダリング可能なカメラ(All Render-Enabled Cameras)が無効になっていることを確認してください。
すべてのレイヤまたはすべてのカメラをレンダリングする
レンダー オプション(Render Options)ですべてのレンダリング可能なレイヤ(All Render-Enabled Layers)およびすべてのレンダリング可能なカメラ(All Render-Enabled Cameras)を有効にします。これらのオプションが無効な場合は、アクティブなレイヤ、および現在のカメラ(Current Camera)ドロップダウン リストで選択されたカメラのみがレンダーされます。
レンダー ビュー(Render View)にイメージを保存する
これらのイメージをレンダー ビュー(Render View)に保存するには、レンダー ビューに追加(Add to Render View)を有効にします。
すべてのレイヤにレンダリングしたイメージを追加するには、すべてのレイヤを追加(Add All Layers)を有効にし、すべてのカメラにレンダリングしたイメージを追加するには、すべてのカメラを追加(Add All Cameras)を有効にします。これらのオプションが無効になっている場合は、アクティブなレイヤとアクティブなカメラのみがレンダー ビュー(Render View)に保存されます。
(オプション)イメージの出力ファイルの場所を選択します。
既定では、レンダーされたイメージはプロジェクトの images フォルダに保存されます。別の場所を設定するには、代替出力ファイルの場所(Alternate Output File Location)アトリビュートを使用して目的のフォルダにナビゲートします。
カスタマイズしたフォルダの場所は、現在の Maya セッション専用に保存されています。新しいシーンまたは既存のシーンを開くか、Maya を終了して再起動すると、この場所はクリアされます。
以前の Maya 2017 では、レンダリングされたイメージは既定でプロジェクトの images/tmp フォルダに保存されていました。
既定のパスを確認するには、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの共通(Common)を参照してください。
スクリプト エディタ(Script Editor)に、レンダーの進行状況を示すメッセージが表示されます。
イメージをレンダー ビュー(Render View)に保存した場合は、レンダー ビュー(Render View)ウィンドウの下部にあるスライダを使用して、レンダリングしたイメージのシーケンスをスクロールします。
この機能では、シーンの領域のレンダリングがサポートされています。
レンダー ビュー(Render View)でレンダリングする領域をセレクション ボックスで選択した後に、シーケンス レンダー(Render Sequence)オプション ウィンドウで領域をレンダー(Render Region)を有効にして、シーケンス レンダー(Render Sequence)をクリックします。
最後に保存した設定を使用してシーケンスをレンダーするには、レンダー ビュー(Render View)ツールバーまたはレンダリング(Rendering)シェルフで をクリックします。
バッチ レンダリング中はローカル レンダー オーバーライドは無視されます。シーケンスのレンダリング中に、レンダー内のローカル オーバーライトを無視する、または考慮することができます。ローカル オーバーライドを無視(Ignore Local Overrides)オプションを有効または無効にします。
このオプションはレンダー ビュー(Render View)を使用して保存されたイメージと、保存済みのイメージ ファイルの両方に適用されます。
AOV をレンダーしてイメージをディスクに保存するために、Arnold for Maya レンダラを使用できます。レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの AOV タブにリストされたすべての AOV が、ディスクにレンダリングされます。
シーケンス レンダー(Render Sequence)ウィンドウで選択したレンダー オプション(Render Options)が使用されます。たとえば、すべてのレイヤをレンダー(Render All Layers)を有効にしてすべてのカメラをレンダリング(Render All Cameras)を無効にした場合、レンダー レイヤごとの AOV がレンダリングされ、ディスクに保存されますが、現在のカメラのみがレンダリングされます。
レンダー ビュー(Render View)には 1 つの AOV を保存できます。レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの AOV タブのレンダー ビュー AOV(Render View AOV)ドロップダウン リストから AOV を選択します。
シーケンス レンダー(Render Sequence)ウィンドウで選択したレンダー ビューのオプション(Render View Options)も使用されます。たとえば、すべてのレイヤを追加(Add All Layers)を有効にした場合、各フレームと各レイヤの AOV がレンダリングされ、レンダー ビュー(Render View)に保存されます。