クラスタ上で実行するように Moldflow Insight を設定するには

これは一般的なポータブル バッチ システム(PBS)インストールに基づいた一般的なガイドです。PBS のカスタマイズされたバリエーションをご使用の場合、システムの設定に関しては必要に応じてシステム管理者へお問い合わせください。

次の手順では、クラスタ ノード間で共有されているファイル システムにシンクライアント バージョンがインストールされていることを前提としています。

システムのセットアップ

  1. コンピュータ ノード間での SSH キーレス認証を有効にして、メインの実行ノードがすべてのノード上で Simulation Job Manager(SJM)を起動できるようにします。
  2. スタディの実行に必要な環境変数すべてを mfclient.env ファイルに設定します(形式: 変数 = 値)。mfclient.env ファイルは、Moldflow のインストール ファイルのルート フォルダにあります。環境変数には、たとえば次のようなものがあります。
    • ライセンス サーバの場所
    • 必要なライブラリの場所
    注: モジュールは起動された最初のプロセスに対してのみ機能するため、「モジュール ロード」によって設定したすべての変数を mflcient.env ファイルに転送してください。SJM から起動された後続の子のスタディは、このモジュール メカニズムを継承せず、失敗します。

インストールをテストする

インストールをテストするには、診断オプションを有効にして、用意されている example.pbs スクリプトを実行します。診断オプションを有効にするには:
  1. テキスト エディタを使用して、以下を行います
    • 行 30 の DIAGNOSTICS=0DIAGNOSTICS=1 に変更する
    • ご使用のシステムの設定に合わせて PBS 設定を調整する
    • スタディのファイル名(行 23)を、example.pbs スクリプトと同じフォルダにあるスタディと一致するように変更する
  2. スクリプトを実行します。
注: 診断オプションが有効な場合、SJM ファイルは送信フォルダのサブフォルダに書き込まれます。この情報を使用して、潜在的な問題を診断することができます。ただし、これを実行するとシミュレーションが遅くなる可能性があるため、通常の実行の過程では診断オプションを有効にしないでください。