HPC の各ノードつまりコンピュータには、Thin Client のインストールへの読み取りアクセス権が必要です。Thin Client インストーラを各ノードで実行します。または、共有ディスク上で一度実行し、それを各ノードにマウントできるように読み取り専用としてエクスポートするようシステム管理者に依頼します。
autodesk-dssp-2017-thinclient というフォルダに Simulation Job Manager (SJM)が含まれています。このフォルダはクライアント間で共有できません。SJM はそれが開始された各クライアントに固有のデータベースと一時ファイルを作成する必要があるためです。各クライアントに対してローカルなファイルシステムに、このフォルダをコピーします。実行スクリプトの一部として、このフォルダをローカルのノードにコピーすることができます。
既定では、ソルバーはスレッド化され、Message Passing Interface (MPI ) は無効であり、実行マシンに物理的に存在するだけのスレッドを使用します。DoE、最適化、ランナー バランス解析など、子のジョブをスポーンするジョブの場合、SJM は作業負荷を分散させるため、他のノードにこれらの子のスタディを配分することができます。
クラスタ内に場合によって同一のホスト、つまりノードが多数あり、それぞれが独自のアドレスを持ち、同じバージョンの Linux を実行していることが推奨されます。クラスタは外部通信からファイアウォールによって分離されますが、ライセンス リクエストの送信(ADLM)およびファイル転送リクエストの受信は例外です。クラスタ内部のノードは、ファイアウォールによって分離されていないか、または必要に応じてポートを開くことができます。ポータブル バッチ システム(PBS )の使用に関連するその他の注意事項を参照してください。