金型メッシュの生成

金型メッシュは、金型モデルに応じて、1 つの手順または 2 つの手順で作成します。

成形品で選択したメッシュ タイプに関係なく、非定常冷却の金型メッシュは四面体(3D)要素で構成されます。CAD/STL 金型の場合、3D 金型メッシュは既定で単一の手順で作成します。3D メッシュの生成前に金型サーフェス メッシュの整合性を確認する場合は、2 番目のステップで、サーフェス メッシュの生成と 3D メッシュの生成の後にメッシュ作成プロセスを停止することができます。

金型サーフェス ウィザードで作成した金型、または Autodesk Inventor Tooling からインポートした金型は、金型ボディのリージョンとフィード システムおよび冷却管のカーブから構成されます。このような場合、金型メッシュは2 つの手順で作成されます。最初に、金型サーフェス メッシュを作成し、メッシュにエラーがないかをチェックすることを推奨します。特に、フィード システムおよび冷却管周辺の内部サーフェスを確認して、作業を進める前にエラーを修復します。3D メッシュは 2 番目の手順で生成します。

CAD 金型モデル
インポートした CAD 金型モデルでは、金型メッシュは単一の手順で作成されます。
STL 金型モデル
インポートした STL 金型では、金型メッシュは単一の手順で作成できますが、要素数を低減するために、サーフェス メッシュを生成した後、メッシュ生成を停止して、金型外部サーフェスにより長いエッジ長を適用することを推奨します。この後、3D メッシュを生成することができます。
[金型ブロック ウィザード]の金型

([形状]タブ > [作成]パネル > [金型ブロック])をクリックしてウィザードにアクセスします。CAD 成形品、インサート、冷却管のカーブ、ランナー システムのカーブの周りに金型が作成されます。 CAD 金型ブロックを作成するか、リージョンとして金型を作成することができます。このオプションは、CAD モデルの品質に依存しないため、既定では、金型はリージョンとして生成されます。

作成した金型は、金型ボディのリージョン、フィード システムの曲線、および冷却管で構成されています。金型メッシュをリージョンとカーブに生成するには、初期金型サーフェス メッシュを作成する必要があります。特に、フィード システムおよび冷却管周辺の内部サーフェスに注意をして、金型サーフェス メッシュにエラーがないかを確認します。金型サーフェス メッシュに問題がないことが確認できたら、3D 金型メッシュを生成できます。

CAD モデルにモデリングのエラーがなく、クリーンアップされている場合は、代わりに[金型ブロック ウィザード]を使用して CAD 金型ブロックを作成します。[金型ブロック ウィザード]で CAD 金型ブロックを作成する利点は、解析に関係のある金型のコンポーネントのみが含まれるため、メッシュの作成が高速であるということです。 さらに接触境界面のステッチを行う必要はありません。

Autodesk Inventor Tooling からインポートした金型
金型サーフェス ウィザードで作成した金型は、金型ボディのリージョンとフィード システムおよび冷却管のカーブから構成されます。金型メッシュをリージョンとカーブに生成するには、まず、初期金型サーフェス メッシュを作成する必要があります。特に、フィード システムおよび冷却管周辺の内部サーフェスに注意をして、金型サーフェス メッシュにエラーがないかを確認します。金型サーフェス メッシュに問題がないことが確認できたら、3D 金型メッシュを生成できます。