重力解析は、簡略化された解析です。荷重のフロー パスを推定することにより、モデルの最上部から基礎にかけて、垂直荷重がどのように伝達されるのかを判断することができます。
モデルの重力解析を実行するには、以下のパラメータを指定します。
このオプションを選択した場合、活荷重の低減は計算されず、[活荷重タイプ]オプションが無効になります。
解析モデル内の活荷重ケースに最も適した活荷重タイプを選択します。活荷重タイプにより、解析で想定される活荷重の低減スキームが決まります。
[カナダ NBC]コードを選択した場合は、以下の活荷重タイプを使用することができます。
活荷重の低減パターンは、面荷重 A に対して 80m2 よりも大きいとみなされます。 コード参照: NBCC 2010、セクション 4.1.5.8。(2)
活荷重の低減パターンは、面荷重 B に対して 20m2 よりも大きいとみなされます。コード参照: NBCC 2010、セクション 4.1.5.8。(3)
この荷重タイプの場合、活荷重の低減は実行されません。これは、[カナダ NBC]を選択した場合の既定の設定です。
[ASCE/SEI 7]コードを選択した場合は、以下の活荷重タイプを使用することができます。
基本的な活荷重の低減スキームが使用されます。100 psf (4.79 kN/m2)を超える荷重は、負荷の高い荷重として低減されます。コード参照: ASCE/SEI 7‑10、セクション 4.7.2。
実際の荷重の値に関係なく、負荷の高い活荷重の低減スキームが使用されます。コード参照: ASCE/SEI 7‑10、セクション 4.7.4。
屋根の活荷重の低減スキームが使用されます。コード参照: ASCE/SEI 7‑10、セクション4.8.2。
この荷重タイプの場合、活荷重の低減は実行されません。
IBC コードを選択した場合は、以下の活荷重タイプを使用することができます。
基本的な活荷重の低減スキームが使用されます。100 psf (4.79 kN/m2)を超える荷重は、負荷の高い荷重として低減されます。コード参照: IBC 2012、セクション 1607.10.1。
実際の荷重の値に関係なく、負荷の高い活荷重の低減スキームが使用されます。コード参照: IBC 2012、セクション 1607.10.1.2 および 1607.1.3。
屋根の活荷重の低減スキームが使用されます。コード参照: IBC 2012、セクション 1607.12.2.1。
この荷重タイプの場合、活荷重の低減は実行されません。
これは、集中荷重の垂直方向からの分散角度です。この角度は、0 から 60 度の範囲で変化させることができます。この値は、モデル内のすべてのソリッドの壁で共通の値です。