解析を実行する

解析モデルは解析が実行される前に自動的に検証されますが、Autodesk® 360 Structural Analysis の Web サイトにモデルを送信する前に、部材支持チェックと整合性チェックを手動で実行することをお勧めします(「解析モデルを検証する」を参照)。

解析は、クラウドにアップロードされた解析モデルに対して行われます。解析モデル全体またはその一部を解析することができます。選択された構造部分については、モデルがプロジェクトから切り取られた場所に支持が自動的に作成されます。指定したプロジェクト(RVT ファイル)では、複数のモデルを定義して、それらを解析用に送信できます。各モデルについて、複数のタイプの解析を実行することができます。各解析に対して結果が計算されます。

静解析と自重解析という 2 種類の解析を実行することができます。

Revit から解析モデルの解析を実行するには

  1. 解析モデルが含まれる Revit プロジェクトを開きます。
  2. [解析]タブ [Structural Analysis]パネル [Cloud で解析]をクリックします。
    注: [クラウドで解析]ダイアログが表示され、モデルをクラウドにアップロードするための準備プロセスの手順が表示されます。
    • Structural Analysis を使用するには、オートデスク アカウントにサイン インするか、[Autodesk ID が必要ですか?]リンクをクリックして、新しいアカウントを作成します。
    • Subscription 契約者の場合は、Structural Analysis ツールが使用できます。使用するには、適切な資格が必要です。Subscription 契約は、Autodesk アカウントで確認することができます。Subscription 契約を確認し、使用資格のある Autodesk® A360 クラウド サービスでアカウントを有効にするには、システムにサインインして[サブスクリプションの特典を有効にする]をクリックします。
    • 解析を実行するには、十分なクラウド資格情報が必要になります。詳しくは、http://www.autodesk.com/cloud-credit-faq を参照してください。
  3. [Cloud で解析]ダイアログで、[モデル]、[解析名]、[レポート名]に目的の値を指定します。
    注: 指定したモデルのそれぞれの解析には、異なる名前が必要です。
  4. [レポート テンプレート]で次の項目を選択します。
    • ステータスのみ: その解析が完了したか失敗したかの短い情報を取得します。
    • 簡易レポート: 解析結果が表示されます。
  5. 解析のタイプ(静的解析または重力解析)を選択します。
  6. 静的解析を設定する場合は、[解析プロファイル]で以下のオプションを選択します。
    • ドラフト: メッシュ構造の想定最大サイズは 2 メートル(7 フィート)です。
    • 標準: メッシュ構造の想定最大サイズは 0.8 メートル(3 フィート)です。
    • 細かい: メッシュ構造の想定最大サイズは 0.4 メートル(1.5 フィート)です。
    注: この設定は、解析壁、解析床、および解析基礎スラブが含まれるモデルにのみ影響します。「解析の前提」を参照してください。
  7. 重力解析を設定する場合は、[活荷重の低減コード]、[活荷重タイプ]、[壁荷重の分散角度]の値を指定します。

    詳しくは、「重力解析パラメータ」を参照してください。

  8. [自重を追加]で、既存の荷重ケース上に自重を生成するかどうかを指定します。
    • [自重を追加]を選択し、自重の生成対象となる荷重ケースを選択します。

    • 荷重ケース上に自重を生成しない場合は、[自重を追加]の選択を解除します。
    注: 荷重が定義されていない場合は、[自重を追加]オプションが選択されて有効になり、既存の荷重ケース上に自重が生成されます。
  9. 別の解析を設定し、複数の解析を同時に実行するには、[解析を追加]をクリックして解析パラメータを指定します。
  10. [開始]をクリックします。

    解析が開始されたことを示すバルーン メッセージが表示されます。

解析が完了したことを示すバルーン メッセージが表示されたら、そのメッセージをクリックして解析レポートを表示します。後でレポートを表示する場合は、システム タスクバーで (Structural Analysis for Revit)をクリックしてから[完了]をクリックします。