内部基準点は、内部座標系の始点であり、モデル内のすべての要素の位置基準となります。
注: 内部基準点の位置が移動することはありません。
内部座標系に基づいて、次のものを設定することができます。
- プロジェクト座標系。これにより、距離の計測およびモデルと関連するオブジェクトの配置に使用するローカルの周辺環境情報が提供されます。
- 測量座標系。これにより、現実世界におけるモデルの周辺環境情報が提供されます。
内部基準点は、開始位置と呼ばれることもあります。
既定では、モデルの新規作成時に、プロジェクト基準点 
と測量点 
が内部基準点に配置されます。 これらの点を確認するには、平面図ビューを開くか、別のビューでの表示を有効にします。
- プロジェクト座標系を設定するには、プロジェクト基準点を内部基準点から別の場所(建物のコーナーなど)に移動します。後でプロジェクト基準点を内部基準点に戻すには、プロジェクト基準点をクリップ解除した後で右クリックして、[開始位置に戻す]をクリックします。
- 測量座標系を設定するには、測量点を内部基準点から現実世界の既知の位置(2 本の敷地境界線の交点や測量標など)に移動します。 「測量点を設定する」を参照してください。
内部基準点からの最長距離
モデルのジオメトリは、内部基準点から 32 km または 20 マイル以内に配置する必要があります。この距離を超えると、信頼性が低下し、望ましくないグラフィックスの動作を引き起こす可能性があります。 「最長距離制限について」を参照してください。
内部基準点によるリンクと読み込みの配置
別のモデルを読み込むかリンクする場合、読み込んだジオメトリの内部基準点の位置をホスト モデルの内部基準点に合わせて、モデルを配置することができます。これを実行するには、[配置]オプションを[自動 - 基準点合わせ]または[手動 - 基準点合わせ]に設定します。
内部基準点による指定点座標
モデル内で指定点座標を使用している場合、測量点、プロジェクト基準点、または内部基準点に対して相対的に座標を指定することができます。内部基準点に対して相対的に指定点座標をレポートするには、[指定点座標]タイプ プロパティの[座標基準点]パラメータを[相対]に修正します。