Simulation Mechanical では、対応する CAD アプリケーションがインストールされていない場合でも次の形式のファイルを開くことができます。サポートされているバージョンは、括弧内に記載しています。
[開く] ダイアログ ボックスの[オプション]ボタンをクリックし、[次の形式でインポート]で[3D 表面/ソリッド]を選択してください。主にラインで構成されている DXF/DWG ファイルは、[ワイヤフレーム]オプションを使用してインポートします。
CAD アプリケーションがインストールされていないコンピュータでモデルを開く際のデメリットは、CAD モデルと FEA ファイルの関連性が維持されないことです。Simulation Mechanical で変換された CAD モデルを再度開く場合、荷重、境界条件、材料特性などの設定パラメータを入力し直す必要があります。(自動調整の詳細については、「CAD アプリケーションを使用して CAD ソリッド モデルをインポートする」を参照してください。)
Inventor が同じコンピュータにインストールされていない場合、Autodesk Inventor ファイルを Simulation Mechanical で開くとファイルは新しいバージョンに更新されることがあります。たとえば、Inventor 20xx で作成したパーツを Simulation Mechanical 20yy で開くと、元の Inventor ファイルが Inventor 20yy の標準形式に更新されます。この変換により、元の CAD アプリケーションでファイルを開けなくなる可能性があります。同様に、Simulation Mechanical は Simulation Mechanical のバージョンよりも新しいバージョンの Inventor で作成された Inventor モデルを開きません。コンピュータに Inventor がインストールされている場合は、Inventor でモデルを開いてから Simulation Mechanical に転送して、変換を回避してください。
[開く]コマンドを選択します。
ドラッグアンドドロップ操作にも対応しているので、Windows デスクトップの Simulation Mechanical アイコン上、または開いている Simulation Mechanical ウィンドウ内にファイルをドラッグするだけで、自動的にインポート処理が行われます。
ファイルをインポートする際に、[表面分割]ダイアログが表示される場合があります。詳細については、「表面分割」を参照してください。