古いバージョンの 3ds Max Batch を使用する

このトピックでは、3ds Max 2018.2 Update および 2018.3 Update に含まれる 3ds Max Batch のバージョンについて説明します。これらのバージョンでは、バッチ モードは 3dsmax.exe に -batch フラグを渡すことによって呼び出されていました。3ds Max 2018.4 Update では、3ds Max Batch はスタンドアロンの実行ファイルとなり、さらに多くのオプションが追加されています。

3ds Max Batch の使用を開始するには、次の手順を実行します。

1. [コマンド プロンプト](Command Prompt)ウィンドウを開きます。
2. ディレクトリを 3ds Max のインストール場所に変更します。既定は「C:¥Program Files¥Autodesk¥3ds Max <バージョン番号>」です。
3. 次を入力します。

   start /wait 3dsmax.exe -batch [-mxs <mxs_commands>] [-U MAXScript | PythonHost <script_file>] [max_file]

   .

3ds Max はサイレント モードで起動し、max_file が指定されていれば、それをロードします。script_file が指定されていればそれを実行し、mxs_commands が指定されていればそれを実行します。 その後、終了します。

スクリプトのデバッグ

バッチ処理スクリプトのエラーを見つけて修正するには、最初にスクリプトを 3ds Max で実行します。スクリプトが正常に動作すれば、3ds Max Batch で実行できます。 スクリプトの実行時に有用な情報を提供する 2 つのメイン ログがあります。

• MAXScript リスナー ログは、入力されたテキストとすべての出力された結果をテキスト ファイルに取り込みます。
• 3ds Max セッション ログは、既定でセッションを %LOCALAPPDATA%3dsMax¥<バージョン番号>-64bit¥<言語>¥network¥Max.log に取り込みます。 -log コマンド ライン オプションを使用してファイル パスをカスタマイズできます。

注: 情報の取得およびデバッグの目的でスクリプト実行の出力を活用できるよう、リスナー ログを常にオンにしておくことを推奨します。

終了コード

コマンド	説明
0	プロセスが通常どおり終了しました。EXIT_SUCCESS の stdlib 値と同一です。
1	プロセスが異常終了しました。EXIT_FAILURE の stdlib 値に似ています。
-1	未処理の例外です。
-2	3ds Max Batch によって実行が中断されました。
-3	WM_CLOSE ウィンドウ メッセージの処理中に未処理の例外が発生しました。
-4	WM_DESTROY ウィンドウ メッセージの処理中に未処理の例外が発生しました。
-8	ライセンス エラーです。有効なライセンスを取得できませんでした。
-9	アプリケーションを作成できませんでした。