概要 - マウス ボタンをカスタマイズする

マウスのボタンでは、システムのポインティング デバイスの機能を定義します。

[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタを使用して、マウスや他のポインティング デバイスの動作をカスタマイズできます。ポインティング デバイスに 3 つ以上のボタンがある場合、2 番目と 3 番目のボタンの動作を変更できます。ポインティング デバイスの最初のボタンは、オペレーティング システム用に予約されているので、カスタマイズ(CUIx)ファイルの一部として定義することはできません。

[Shift]と[Ctrl]を使用することで、必要に応じて多くの組み合わせを作成できます。ポインティング デバイスは、割り当て可能なボタンの数と同じ数だけのコマンドを認識できます。[マウス ボタン]セクションは、クリック、[Shift]+クリック、[Ctrl]+クリック、[Shift]+[Ctrl]+クリックなどのキーボードの組み合わせで編成されます。タブレットのボタンもカスタマイズできますが、キーボードの組み合わせではなく、順番に番号が付けられています。コマンドをマウス ボタンの組み合わせにドラッグして、コマンドを割り当てます。追加のボタンは、[マウス ボタン]の下位ノードにコマンドをドラッグすることによって作成します。

次の表に、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタの[プロパティ]ペインに表示される、[クリック]マウス ボタンのプロパティを示します。

[クリック]マウス ボタンのプロパティ

[プロパティ]ペインの項目

説明

[エイリアス]

マウス ボタンのエイリアスを指定します。[...]ボタンをクリックすると、[エイリアス]ダイアログ ボックスが表示されます。CUIx ファイルのそれぞれのエイリアスは一意でなければなりません。エイリアスはマウス ボタンをプログラムから参照するために使用されます。

AUX1

座標入力を受け取る

ボタンが複数個あるポインティング デバイスのボタンの 1 つをクリックすると、プログラムはボタン番号だけでなく、そのボタンを押した時点のクロスヘア カーソルの座標も受け取ります。マクロを注意深く作成することにより、ボタンをクリックしてコマンドをアクティブにしたときに、この座標を無視することも、受け取ることもできます。

コマンド マクロに円記号(¥)を含めると、ユーザ入力を要求する一時停止となります。[マウス ボタン]および[ディジタイザ ボタン]メニューの場合、ボタンを押したときの画面のクロスヘア カーソルの座標が、ユーザ入力として与えられます。これは、コマンドの中で最初に指定した円記号(¥)にのみ起こります。そのコマンドに円記号(¥)を指定しないと、画面のクロスヘア カーソルの座標は使用されません。次のコマンド マクロを見てください。

line
line \

ボタンに割り当てられたときの最初のコマンド マクロは、LINE[線分]コマンドを開始し、次のプロンプト 「1 点目を指定:」 を通常どおりに表示します。ボタンに割り当てられたときの 2 番目のマクロも、LINE コマンドを開始しますが、現在のクロスヘア カーソルの場所を次のプロンプト 「1 点目を指定:」 で使用し、次のプロンプト 次の点を指定 または [元に戻す(U)]: を表示します。