AutoCAD 2017 ベースの製品以降、BMP ファイル内の色 192,192,192 は、ユーザ インタフェースに表示されるカスタム イメージの透明色としてサポートされなくなりました。BMP ファイルに格納されているカスタムで、以前のように透明色として色 192,192,192 を使用しているすべてのファイルは、PNG ファイルに更新する必要があります。PNG ファイルに更新した後、色 192,192,192 を透明色に変更する必要があります。
次に、透過性が使用されている既存のカスタム イメージの更新を実行するための一般的な手順の概要を示します。
- 透明色として色 192,192,192 を使用するように作成された BMP ファイルを、AutoCAD ベースの製品の外部のイメージ エディタで開きます。
- イメージ エディタで、作図ツールを現在に設定し、現在の色を透明として指定します。
- イメージ エディタ ウィンドウで、現在 192,192,192 が割り当てられているピクセルを、透明色に変更します。
- PNG ファイルとして保存します。
- AutoCAD ベースの製品で、コマンド プロンプトに対して cui と入力します。
- CUI エディタで、元の BMP ファイルが割り当てられていたコマンドに、PNG ファイルを割り当てます。
- CUI エディタで、加えた変更を保存します。
これで、イメージは AutoCAD ベースの製品のユーザ インタフェースで正しく表示されるようになります。
ヒント: イメージのバッチ変換機能をサポートしているサードパーティ製のイメージ編集アプリケーションを使用すると、カスタム イメージの変換処理を簡単に行うことができます。バッチ処理の一部として、複数の BMP ファイルを PNG ファイルに変換するとともに、変換時に個々のファイルで色の置換を行うことができます。色の置換を使用することにより、イメージ内のすべてのピクセルの色を 192,192,192 から透明色に自動的に更新することができます。以下に、使用可能なサードパーティ製のイメージ編集アプリケーションを紹介します。