概要 - コマンドのカスタム イメージを作成する

コマンドをユーザ インタフェース要素に配置したときに識別できるように、カスタム イメージを作成してコマンドに割り当てることができます。

ボタンのイメージは、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタの[ボタン エディタ]ダイアログ ボックスまたは外部のイメージ編集ソフトウェアを使用して作成することができます。作成するイメージは、16 x 16 ピクセルと 32 x 32 ピクセルの 2 つのサイズのいずれかとする必要があります。イメージを作成したら、コマンドの[小さいイメージ]プロパティと[大きいイメージ]プロパティに割り当てることができます。イメージをコマンドに割り当てると、カスタマイズを共有しやすくするために、作業カスタマイズ(CUIx)ファイルに読み込まれます。

コマンドがリボン パネルまたはツールバーに追加されると、割り当てられたイメージがリボン パネルまたはツールバー ボタンに表示されます。コマンドがプルダウン メニューに追加されると、イメージがメニュー項目の左側に表示されます。

イメージを 16 x 16 ピクセルまたは 32 x 32 ピクセル以外のサイズに定義し、リボン パネル上で使用されるコマンドに割り当てる場合は、システム変数 RIBBONICONRESIZE を 0 (ゼロ)に設定します。RIBBONICONRESIZE を 0 に設定すると、リボン ボタンのイメージは標準サイズに変更されません。また、コマンドまたはドロップダウン メニューの[ボタン スタイル]プロパティを[LargeWithoutText]に設定する必要があります。

カスタム イメージの透過性

カスタム イメージは、透明色を含むことができます。透明色は、カスタム イメージの背景色としてよく使用されます。カスタム イメージで透明色を使用すると、カスタム イメージは、それが表示されるユーザ インタフェースの色を継承します。

AutoCAD 2017 ベースより前の製品では、カスタム イメージ内の透過性は、

AutoCAD 2017 ベースの製品以降、BMP イメージ ファイル内の色値 192,192,192 を透明色として使用するテクニックは、サポートされなくなりました。透過色を使用する必要があるすべてのカスタム イメージは、PNG ファイルとして保存する必要があります。BMP ファイルとして保存されている既存のカスタム イメージの透過性を再度サポートするには、PNG ファイルに変換する必要があります。既存のカスタム イメージを変換した後、CUIx ファイル内で定義されている元の BMP ファイルを参照しているコマンドは、新しい PNG ファイルを参照するように更新する必要があります。