レイアウト ビューポートを作成、コントロールします。
アクセス方法
ツールバー: 
ビュー ギャラリーを表示。
ショートカット メニュー: 名前の付いたレイアウトが現在のレイアウトであるときに作図領域で右クリックして、[新規ビューポート]を選択します。
概要
レイアウトでは、必要な数だけビューポートを作成できますが、一度にアクティブにできるのは、64 個までです(システム変数 MAXACTVP を参照)。モデル空間内のオブジェクトは、アクティブなビューポートでしか見ることができません。アクティブではないビューポートは、空白です。[表示(ON)]や[非表示(OF)]オプションを使用して、ビューポートのアクティブ/非アクティブをコントロールできます。
プロンプト
次のプロンプトが表示されます。
ビューポートの一方のコーナーを指定 または [表示(ON)/非表示(OFF)/フィット(F)/シェーディング印刷(S)/ロック(L)/登録(NE)/ビュー管理(NA)/オブジェクト(O)/ポリゴン状(P)/呼び出し(R)/画層(LA)/2/3/4]:
ビューポートの 1 点目
矩形状のビューポートの最初のコーナーを指定します。
[表示(ON)]
選択したビューポートをアクティブにします。アクティブなビューポートは、モデル空間内のオブジェクトを表示します。システム変数 MAXACTVP は、一度にアクティブにできるビューポートの最大数をコントロールします。図面にシステム変数 MAXACTVP で指定された数より多いビューポートが含まれている場合、別のビューポートをアクティブにするには、現在のアクティブなビューポートを 1 つ非アクティブなビューポートにする必要があります。
[非表示(OF)]
選択したビューポートを非アクティブにします。モデル空間内のオブジェクトは、非アクティブなビューポートでは表示されません。
[フィット(F)]
レイアウトを印刷可能領域の端まで広げたビューポートを 1 つ作成します。用紙の背景と印刷可能領域をオフにすると、ビューポートは全体に表示されます。
[シェーディング印刷(S)]
名前の付いた(ペーパー空間)レイアウトのビューポートの印刷方法を指定します。
- [表示どおり(A)]
-
ビューポートが表示とおりに印刷されることを指定します。
- [ワイヤフレーム(W)]
-
ビューポートが、現在の表示に関係なく、ワイヤフレームで印刷されることを指定します。
- [隠線処理(H)]
-
ビューポートが、現在の表示に関係なく、隠線を除去して印刷されることを指定します。
- [すべての表示スタイル(V)]
-
ビューポートが指定した表示スタイルを使用して印刷されることを指定します。
- [すべてのレンダリング プリセット(R)]
-
ビューポートが指定したレンダリング プリセットを使用して印刷されることを指定します。
[ロック(L)]
モデル空間での作業時に、選択したビューポートでズーム倍率が変更されないようにします。
[新規作成(NE)]
新しいビューとレイアウト ビューポートを作成してレイアウトに配置します。
このオプションを使用すると、作図領域が一時的にモデル空間の最大表示に切り替わり、ここで 2 つの点をクリックしてビューの矩形領域を定義することができます。このアクションによって、適切なサイズのレイアウト ビューポート内に名前のないビューが作成されます。右クリックして他の尺度を指定するか、クリックしてレイアウト ビューポートを現在のレイアウトに配置します。レイアウト ビューポートは、便利な既定の尺度に設定されるか現在の注釈尺度に設定され、ロックされます。尺度は後で、レイアウト ビューポートをロック解除し、三角形の尺度グリップを使用して変更することができます。
[名前の付いたビュー(NA)]
以前にモデル空間で登録した名前の付いたビューを、新しいレイアウト ビューポートと共に現在のレイアウトに挿入します。レイアウト ビューポートは、便利な既定の尺度に設定されるか現在の注釈尺度に設定され、ロックされます。尺度は後で、レイアウト ビューポートをロック解除し、三角形の尺度グリップを使用して変更することができます。
[オブジェクト(O)]
ビューポートに変換する閉じたポリライン、楕円、スプライン、リージョン、または円を指定します。指定するポリラインは閉じていて、少なくとも 3 つの頂点を含まなければなりません。自己交差があってもよく、また線分だけでなく円弧のセグメントも含めることができます。
[ポリゴン状(P)]
指定した点を使用して、不規則な形状のビューポートを作成します。
- [円弧(A)]
-
円弧セグメントをポリゴン状ビューポートに追加します。
円弧セグメントを作成する場合のオプションの説明については、PLINE[ポリライン]コマンドの[円弧(A)]オプションを参照してください。
- [閉じる(C)]
-
境界を閉じます。3 つ以上の点を指定した後[Enter]を押すと、境界が自動的に閉じられます。
- [長さ(L)]
-
直前のセグメントと同じ角度で、指定長の線分を描画します。直前のセグメントが円弧の場合は、円弧セグメントに接する新しい線分セグメントが描かれます。
- [元に戻す(U)]
-
ポリゴン状ビューポートに最も新しく付け加えられた線分または円弧のセグメントを除去します。
[呼び出し(R)]
VPORTS[ビューポート管理]コマンドで保存したビューポート設定を呼び出します。
- ビューポート設定名を入力:
- ?
- 1 番目のコーナー
-
窓選択方法を使用して、新しいビューポートの位置とサイズを指定します。ビューポートは、指定した領域にフィットされます。
- [フィット(F)]
-
作図領域全体に表示されるようにビューポートのサイズを調整します。
[画層(LA)]
選択したビューポートで一時的に変更されている画層のプロパティを、グローバル画層プロパティにリセットします。
- ビューポートの優先画層プロパティを破棄し、グローバル画層プロパティに戻しますか? Y と入力すると、画層のプロパティに対するすべての優先設定が除去されます。
- ビューポートを選択:
2
指定された領域を水平または垂直方向に、同じサイズの 2 つのビューポートに分割します。
- ビューポートの配置を入力:
- 1 番目のコーナー
-
窓選択方法を使用して、新しいビューポートの位置とサイズを指定します。ビューポートは、指定した領域にフィットされます。
- [フィット(F)]
-
作図領域全体に表示されるようにビューポートのサイズを調整します。
3
指定された領域に 3 分割した浮動ビューポートを作成します。
[横(H)]および[縦(V)]オプションは、指定した領域を 3 つに分割します。その他のオプションは、領域を 3 つのビューポートに分割します。つまり、1 つの大きなビューポートと 2 つの小さなビューポートに分割します。[上(A)]、[下(B)]、[左(L)]、[右(R)]の各オプションは、大きい方のビューポートがどこに置かれるかを示すものです。
4
指定された領域を水平および垂直方向に、同じサイズの 4 つのビューポートに分割します。
