繊維マット コンポジット(3D)の[複合材料機械的特性値]ダイアログ ボックスを使用して、レジン トランスファ成形(RTM)の反り解析で使用する繊維マット コンポジット材料のプロパティを指定します。
このダイアログ ボックスにアクセスするには、モデル上でプリフォーム要素を選択して、
()をクリックするか、右クリックして[プロパティ]を選択してから、[コンポジットのプロパティ]タブを選択します。繊維マット コンポジットの[編集]をクリックし、[コンポジットの機械的特性]タブを選択し、ドロップダウン メニューから[指定]を選択し、[値の編集]をクリックします。
繊維充填コンポジットの熱機械的特性計算は、繊維充填材料の特性は 3 つの直交主方向で異なるという直交異方性仮定に基づいています。この仮定の下に、9 つの独立した機械的定数と 3 つの独立した熱膨張係数があります。
9 つの機械的定数(E1、E2、E3、v12、v23、v13、G12、G23、G13)と 3 つの CTE (第 1/第 2/第 3 主方向の熱膨張係数)が、計算で使用されます。[繊維配向]解析では、[反り]解析に対して直交異方性仮定を使用した熱機械的特性の完全なセットが必要です。
| 記号 | 説明 |
|---|---|
| E1 | 弾性率、流動方向に平行 |
| E2 | 弾性率、流動方向に垂直 |
| E3 | 弾性率、肉厚方向 |
| v12 | 面内ポアソン比 |
| v23 | 流動に垂直な面外ポアソン比 |
| v13 | 流動に平行な面外ポアソン比 |
| G12 | 面内せん断弾性率 |
| G23 | 流動に垂直な面外せん断弾性率 |
| G13 | 流動に平行な面外せん断弾性率 |
| Alpha1 | 流動方向の熱膨張係数 |
| Alpha2 | 横方向の熱膨張係数 |
| Alpha3 | 肉厚方向の線膨張係数 |