冷媒流解析を設定するには、リボン UI の [ホーム]タブ上にあるボタンの順序に従うか、[スタディ タスク]ペイン内の項目の順序に従います。[スタディ タスク]ペイン内のすべての項目にチェック マークが付いていれば、解析を開始する準備ができています。
- 冷却回路が含まれているモデルをインポートするか、[形状]タブのツールを使用して冷却回路を作成します。
- 成形品、ランナー システム、金型などの冷却回路コンポーネントを、モデルの他の部分とは別のレイヤーに配置し、冷却回路コンポーネントが含まれているレイヤー以外のすべてのレイヤーを非表示にします。
- 冷却管、ホース、バブラー、バッフル、ポンプなどのすべての冷却回路コンポーネントをチェックし、プロパティと寸法が正しいことを確認します。
重要: 3D の冷却管がある場合は、中心線を抽出します。冷媒流解析はビーム要素の場合にのみサポートされています。
- 冷却回路はビーム要素としてメッシュ生成します。
重要: ビーム要素の直径を変更する場合は、基になるカーブの直径も変更する必要があります。そうすることで、後で金型メッシュを生成したときに正しい情報が金型メッシュに転送されます。
- 各冷却管に冷媒入口を設定します。冷却管に複数の流出口が存在する可能性がある場合は、冷媒出口も設定します。
()をクリックし、成形プロセスとして[冷媒流]を選択します。
()をクリックし、使用する摩擦式を選択します。
- 冷媒流に対する重力の効果を含めるには、[重力効果のシミュレーション]を選択し、[重力方向の編集]で重力方向を確認します。
- 既定では、マイナー損失の推定値が計算されます。製造元のデータに基づいて正確なマイナー損失を指定するには、マイナー損失に関連付けられた下矢印をクリックし、別のオプションを選択し、[OK]をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
- 含めたいマイナー損失に寄与する各要素について、メッシュ要素を右クリックし、右クリック メニューから[プロパティ]を選択して、[冷却管粗さ]、[損失係数(K 係数)]、またはこれらの両方を入力します。
- [冷媒流]タブを選択し、熱伝達オプションを選択します。[総熱量]は最も一般的な選択ですが、金型を特定の温度に維持する場合は[温度]を使用できます。
- ポンプのポンプ曲線データを含めるには、ポンプ要素を右クリックし、右クリック メニューから[プロパティ]を選択します。
- [ポンプ データ]タブを選択し、既にポンプ コントローラをパーソナル データベースに追加している場合は別のポンプ コントローラを選択します。または、[編集]をクリックし、既定の曲線のプロファイルを変更して、新しい名前で保存します。
注: 現在のプロファイルに対する変更は現在のスタディのみに保存され、別のスタディからはアクセスできません。複数のスタディ間で同じポンプ曲線を使用する場合は、選択できる新しい[ポンプ プロパティ]データベースを作成します。
- ポンプ曲線の生成に使用する流体が水ではない場合は、[参照密度]で使用した流体の密度を入力します。
- [OK]をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。
- [解析実行]をクリックし、シミュレーションを実行します。
満足できる冷却回路性能が得られたら、成形品や金型を含むモデルの残りの部分をメッシュ生成し、冷却解析を実行することができます。
注: 金型のメッシュを生成する前に、冷却管のビーム要素に加えた直径の変更のすべてが、基になる曲線に転送されていることを確認します。