マルチバレル コントローラ ダイアログ ボックス

このダイアログ ボックスにアクセスするには、成形プロセスとして必ず[マルチバレル熱可塑性樹脂射出成形]を選択しておきます。([境界条件]タブ > [マルチバレル]パネル > [位置の設定])をクリックし、[編集]をクリックします。

ダイアログ ボックスのウィジェット 説明
樹脂温度 樹脂がキャビティに流入開始時の、溶融樹脂または樹脂の温度。
最大成形機射出ストローク 射出成形機の最大許容射出ストロークを入力します。
成形機スクリュー直径 成形機の射出成形スクリューのサイズを入力します。
最大成形機射出圧力 射出成形機の最大許容油圧を入力します。
遅延タイマー 遅延時間は、射出を開始するまで待機する時間です。既定では、遅延なしです。
遅延は、他のバレル位置を基準にして設定されます。射出の遅延の設定では、基準バレル ID ではなく、基準バレルに関連付けられた射出ノードが使用されます。
時間による
秒単位で遅延時間を入力し、基準バレル位置のノード ID を入力します。
ラム位置による
mm 単位で距離を入力し、基準バレル位置のノード ID を入力します。
充填制御 解析の充填過程の制御方法を指定します。

適切な方法を選択して[プロファイルの編集]をクリックし、充填制御プロファイルを入力します。

ストローク% VS ラム速度%
ストローク 100 パーセントとは可塑化後に次のショット開始準備が完了しているときのスクリュー位置を指し、ストローク 0 パーセントとは射出完了時のスクリュー位置を指します。スクリューは後退できないため、ストローク パーセンテージ値は降順で入力する必要があります。

[プロファイルの編集]をクリックし、表に値を入力してプロファイルを変更します。

ストローク VS ラム速度

ストロークは、1 サイクル中に射出する樹脂量の指標となります。射出成形スクリューのスクリュー後退位置とスクリュー前進位置の間の距離です。

[プロファイルの編集]をクリックし、表に値を入力してプロファイルを変更します。

速度/圧力切り替え 成形機が速度制御から圧力制御に切り替わる基準です。
[充填体積%による]:
速度制御から圧力制御に切り替わる体積充填値のパーセンテージを指定します。
[ラム位置による]
速度制御から圧力制御に切り替わるラム位置値を指定します。
保圧/保持制御 成形プロセスの圧力過程の制御方法を指定します。

適切な方法を選択して[プロファイルの編集]をクリックし、圧力プロファイルを入力します。

充填圧力% VS 時間
成形サイクルの保圧過程を充填圧力% VS 時間の関数として制御します。
保圧 VS 時間
成形サイクルの保圧過程を射出圧力 VS 時間の関数として制御します。
冷却時間
[指定]:
保圧過程後、成形品を金型から突き出すのに十分固化している時間を指定します。
名前 複数のマルチバレル コントローラを識別できるように一意の名前を入力します。