Midplane メッシュは、3 ノード三角形要素のウェブから構成され、ソリッド モデルを 2次元で表現します。成形品体積をシミュレーションするために、成形品の局部的な肉厚が各要素に追加されます。
このトピックでは Midplane メッシュに関する考慮事項を説明します。
アスペクト比
メッシュ要素のアスペクト比は解析パフォーマンスに影響を与えます。高アスペクト比がある場合、解析速度は遅くなり結果に影響します。流動方向の最長の側の高アスペクト比要素の末端ノードは、フロー フロント計算で過剰な抵抗要因になります。流動方向の最長の側の高アスペクト比の三角形を防止します。高アスペクト比を防止できない場合は、可能であれば、最長の側が流動方向に対して垂直になるようにします。
メッシュ密度
結果詳細に大きな変化が見られなくなるまで、メッシュ密度を増大します。メッシュ密度を制御する最適な方法は、成形品全体に均一なメッシュ密度を適用し、次に対象領域のメッシュを改良します。多くの場合、条件の変化が急激な領域(たとえば、ゲート付近)のメッシュを改良します。
通常、各サーフェスに少なくとも 2 つの要素がある必要があります。穴や他の障害物の付近では、障害物と隣接サーフェスの間には少なくとも 3 つの要素がある必要があります。これにより、ウェルド ラインや他の過渡効果を明示できます。理想的なメッシュとは、妥当な精度を実現できるが、計算時間が過剰とならない程度に細かいメッシュです。細かいメッシュを生成すると詳細な結果を取得できますが、解析時間が増大します。
メッシュ方向
メッシュ方向は、2 次元の 3 ノード要素の両側を区別するための一貫性のある方法として使用されます。一般的には、要素の一方の面を表側、もう一方を裏側と呼びます。
メッシュ方向を表示しているときには、要素の表側は青色で表示され、要素の裏側は赤色で表示されます。一般に、Midplane モデルでは、片側の要素はすべて青色またはすべて赤色となります。