バブラーをモデリングするには: 手動

バブラーを手動でモデリングするには、バブラー要素を指定してカーブを作成し、カーブのメッシュを作成します。

注: 別の方法として、メッシュ生成時にバブラーを生成します。それには、インポートした冷却システムの CAD モデルから中心線を抽出し、バブラーのプロパティを適切なカーブに適用します。
次のように仮定しています。
  • 既に冷却管のカーブが定義されていて、これらのカーブのうち 1 つまたは複数にバブラーを追加します。
  • また、バブラーを作成する冷却管のカーブ上にノードが存在しないと仮定します。
注:

冷却(BEM)解析では、冷却要素がインサートを貫通していて、そのインサートの熱特性が金型の残りの部分まで異なる場合、インサート材料を指定してそれらの要素に適用する必要があります。

場合によっては、影響を受ける要素とインサートが揃うように、冷却管のカーブ上のインサート境界にノードを配置する必要があります。インサート材料を簡単に適用できるように、影響を受ける要素に別のプロパティを適用します。

  1. ([形状]タブ > [作成] > [ノードの作成])をクリックし、回路上にノードを配置してバブラーの底面を示します。
  2. [直線の作成] ([形状]タブ > [作成]パネル > [カーブ] > [直線の作成])をクリックし、ノードから成形品に向かう直線を作成します。少なくともバブラーの外径に等しい成形品からの距離でカーブを終了します。
  3. バブラーを表すカーブを選択します。[形状]タブ > [プロパティ]パネル > [割り当て] > [新規] > [バブラー]をクリックします。
  4. [バブラー]ダイアログ ボックスの[バブラー表面プロパティ]タブで、バブラーの寸法を入力します。 バブラー内の過剰な圧力を防ぐため、外径と内径の比率をおよそ 0.7 とします。
  5. [熱伝達効率](HTE)に「1」と入力します。
  6. [バブラー]ダイアログ ボックスの[金型プロパティ]タブのオプションから、金型材料を選択します。バブラーが金型の残りの部分まで別の材料で覆われている場合は、その材料を指定することが重要です。
  7. [名前]ボックスに、バブラーとして適切な名前を入力して、[OK]を 2 回クリックします。
  8. スタディ タスク ペインで[メッシュ]アイコンを右クリックして、 [メッシュ密度の定義] を選択します。メッシュ密度をバブラー直径の 2.5 倍に設定します。[適用][OK]の順にクリックします。
  9. [メッシュの生成] ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックし、チェック ボックスの選択を解除して[メッシュ生成]をクリックします。