このタスクでは、いくつかの結果表示方法を確認します。
このタスクの内容
前のタスクのモデルを開いている場合は、次の 3 つの手順は省略してください。
[プロジェクトを開く]をダブル クリックし、[Postprocessing]にナビゲートします。
(をクリックし、結果のアニメーションを表示します。
(を数回クリックします。各フレームは、サイクル内の異なる時間を表します。
サイクルの中でそのフレームに該当する時間は、[アニメーション]ツールバーのスライダー バーの右側に表示されます。また、モデル ペインの左上隅にある結果タイプの説明の下にも表示されます。スライダー バーを左右にドラッグすると、解析の特定の時点を選択できます。
()をクリックします。[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスでは、結果の表示方法を編集できます。
[再生]をクリックします。
[プロット プロパティ]をクリックし、[方式]タブを選択します。
[再生]をクリックして、結果を表示します。
[プロット プロパティ]をクリックします。
[再生]をクリックして、結果を表示します。
モデル ペインの右側にあるスケール バーから、最高温度が約 225°C であることが分かります。特定の点の温度は、
[確認]
の機能を使って判断することができます。
(を選択し、モデルの対象部分をクリックします。選択した位置の温度が表示されます。
[プロット プロパティ]をクリックします。
これにより、モデルの外観が変化します。これは、このフレームに存在する範囲の温度を表示できるように、画面の右側にあるスケールが自動的に変更されたためです。先ほどまでは、サイクル全体の温度を表示できる範囲になっていました。
[戻す]を数回クリックします。
この場合、アニメーションの各ステップは、表示されている温度の低下を表します。スライダー バーの横には「C」(摂氏)と表示されています。先ほどまでは、「s」(秒)と表示されていました。
モデル ペインの上部の説明には、次の情報が示されています。
特定の値に関心がある場合は、その値を表示の制限値として使用できます。これで、モデルのどの部分がサイクルの約 2.8 秒の時点で 160°C を超えるかが分かります。
[プロット プロパティ]をクリックし、[スケール]タブを選択します。
ここでも、スケール バー上限の変更に合わせてモデルの色付けが変更されました。グレーの領域が、特定の時間において温度の色分け範囲外にある金型のセクションを示しています。成形品を、成形品裏面のリブ セクションが見えるように回転させます。
をクリックし、この成形品の温度プロファイルに入ります。
ウェルド ラインは、成形品のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。そこで重要なことは、ウェルド ライン形成時のフロー フロントの温度が材料の成形パラメータの範囲内であることです。 温度が低すぎると、脆弱な領域が生じます。それを調べる方法を次に示します。
スケール バーは、ウェルド ラインの角度を表しています。確認が必要な値は、その位置のフロー フロント温度です。
[プロット プロパティ]をクリックします。[強調表示]タブを選択します。
[参照]ボタンをクリックして、[結果の選択]ダイアログ ボックスを開き、
[フロー フロント温度]
を選択します。
スケール バーから、ウェルド ライン形成時のフロー フロント温度が約 215~220℃の範囲内であったことが分かります。この結果を材料特性と比較する必要があります。
([材料の選択])を右クリックし、メニューから[詳細]を選択します。
[推奨条件]タブから、材料の[樹脂温度範囲(設定推奨値)]が 180~260℃ であるため、フロー フロントの温度が原因でこの金型が脆弱になることはないと分かりました。