除外リストの作成、および除外リストへの追加

.mtd ファイル内の固定コンポーネントを識別し、干渉チェックが行われるようにすることができます。干渉チェック対象の固定コンポーネントを識別するときに、PowerMill は、固定コンポーネントに動作軸がないことを認識し、軸コンポーネント(回転テーブルなどの加工工具の可動コンポーネント)に対してのみ干渉チェックを実行します。他の固定コンポーネントはチェックしません。

ただし、PowerMill がそれに照らして固定コンポーネントをチェックする、一部の軸コンポーネントは不要です(回転テーブルなど)。これは、回転テーブルは移動しますが、固定コンポーネントと干渉することはないためです。したがって、PowerMill がそのような干渉シナリオの干渉チェックに時間をかけないようにするには、.mtd ファイル内の除外リストにシナリオを追加します。

この例では、除外リストを作成して、その除外リストに次の干渉シナリオを追加する方法を示します。

  1. XML エディタで Robot_cell.mtd ファイルを開きます。この例では NotePad++ を使用します。
  2. アタッチメント ポイントを指定している親エレメントの下に、次の除外リストを入力します。

A 軸コンポーネントおよび回転テーブル上部については、固定コンポーネントに対する干渉チェックは行われません。

除外リストを記述するときは、以下の原則に従います。

コメントを使用して、自分およびそのファイルを使用する他のユーザーに情報を提供します。各コメントは、<!-- で開始し --> で終了する必要があります。

注: コメントは PowerMill によって無視されます。

除外リストは、<collision_exclusion_list> で開始し、</collision_exclusion_list> で終了します。

除外シナリオは、<collision_group> で開始し、</collision_group> で終了します。

各コンポーネントは、<collision_part NAME="NameOfComponent" /> という規則を使用して入力します。

注: 除外シナリオに追加するコンポーネントの数に制限はありません。