Dynamo スクリプトの入力を要求する

Dynamo スクリプトの使用前にユーザに入力を求めるようにスクリプトを設計することにより、ニーズをより的確に反映することができます。

Dynamo プレーヤを使用してスクリプトを実行する前に、Dynamo プレーヤのインタフェースで直接、スクリプトの入力を指定することができます。 この機能により、Dynamo の使用方法をあらかじめ習得しておかなくても、プロジェクトに合わせてスクリプトを調整できるようになりました。

入力を要求するように Dynamo スクリプトを設定する

Dynamo プレーヤを使用して、プロジェクト固有の入力を必要とするスクリプトを実行するには、あらかじめチームのスクリプト開発メンバーが、Dynamo を使用して、入力を要求するスクリプトを準備しておく必要があります。

スクリプト開発者は、次の手順を実行してスクリプトの準備を行う必要があります。

  1. Dynamo でスクリプトを開きます。
  2. 入力が必要なノードを右クリックして[入力]を選択します。
  3. Dynamo プレーヤでノードを非表示にする場合は、目的のノードを右クリックして[入力]をクリアします。
  4. スクリプトを保存して Revit ユーザと共有します。

サポートされる入力タイプ

Dynamo のすべての対話式選択形式またはドロップダウン形式のユーザ インタフェース(UI)入力ノードは、Dynamo プレーヤで使用することができます。 Dynamo プレーヤでは、特定のタイプのノードへの Dynamo スクリプトでの入力をサポートしています。サポート対象のノードのタイプには以下が含まれますがこれには限定されません。

入力をサポートする特定のノード タイプは、時間の経過とともに変化します。Dynamo ユーザが新しいノード タイプを作成しても、Dynamo プレーヤでそのノードの入力が即時にサポートされない場合があります。 ただし、可能な場合には、後から Dynamo プレーヤでそのノード タイプの入力がサポートされる場合もあります。

Watch ノード

Dynamo の Watch ノードは、入力の指定ではなく情報のレポートを行います。 ユーザが結果を確認できるように Dynamo プレーヤで Watch ノードを表示するには、カスタムのノード名を指定する必要があります。

サポートされていない入力タイプ

Dynamo スクリプトの一部のノード タイプでは、Dynamo プレーヤの入力がサポートされていません。 Dynamo プレーヤでは、これらの入力に[サポートされていない入力タイプ]という文字列が表示されます。

スクリプトの実行中は、サポートされていない入力タイプは Dynamo プレーヤによって無視されます。