Site Designer で使用する提案された地盤面を作成後、[Soft Terrain](柔らかい地面)ツールを使用してサーフェスを整地し、柔らかい地面フィーチャ(建築舗装、盛土道、排水溝など)を作成します。
柔らかい地面を作成するには、「外構要素を作成する」にある一般的なワークフローを使用します。固有の詳細情報やサンプルについては、「柔らかい地面を作成、修正する」を参照してください。
Revit の[モデル線分]ツールまたは[詳細線分]ツールを使用してホストの線を作成した後は、[Locate Soft Terrain](柔らかい地面を配置)ツールを使用して、作成する地形のタイプ(マス グレーディング、建築舗装、盛土道、排水溝)の Site Designer ファミリを選択します。勾配を設定するファミリ タイプを選択し、高さのパラメータを指定します。これらの設定は、選択したホストの線に適用されます。
ファミリ パラメータは次の項目を制御します。
- 作成される地面がホストの線からオフセットされるかどうか
- 切土と盛土条件に対する勾配の投影の値
- 投影の増分
これらのファミリ パラメータを調整するには、柔らかい地面の Site Designer Family Manager を使用します。
マスター平面図と整地
Site Designer のマス グレーディング ファミリを使用すると、外構を大規模に整地できます。通常は、地盤面の閉じたループを使用して、整地するエリアを設定します。
ただし、開いた線分を使用して整地するエリアを示すこともできます。これらのホストの線は、整地されたエリアの中心線として使用します。サーフェスは指定した勾配を使用して、中心線から整地されます。
マス グレーディングを実行した後に、切土および盛土の土量を計算します。可能な限り 0 に近い正味の切土/盛土の土量を得るには、地盤面を調整します。他の外構要素を追加した後には、切土および盛土の土量を再確認します。
建築舗装
建築舗装を作成するときには、次のガイドラインに従います。
- 建築舗装のフットプリントを設定するには、Revit のモデル線分または詳細線分を使用して、閉じたループを作成します。
- 「外構要素を作成する」に記載されている一般的なワークフローを使用します。
- [Locate Soft Terrain](柔らかい地面を配置)ダイアログで:
- [Constant Elevation](一定の高さ)を選択し、サーフェスよりも上(正の値)または下(負の値)の建築舗装の高さを指定します。
- Site Designer で閉じたループ全体が建築舗装のホストの線として使用されるように、[Chain](連結)を選択します。
- [Project Slopes on the Inside](内側に勾配を投影)ダイアログで 、[No](いいえ)をクリックします。
盛土道、排水溝、調整池
これらの柔らかい地面フィーチャを作成するときは、次のガイドラインに従います。
- 盛土道の頂点や排水溝の低い点を設定するには、ホストの線を使用します。
- ホストの線を設定するには、Revit のモデル線分または詳細線分を使用して、単一の線分または複数のセグメントの線分を作成します。盛土道や排水溝に閉じたループを使用すると、予期しない結果が生じることがあります。
- 「外構要素を作成する」に記載されている一般的なワークフローを使用します。
- [Locate Soft Terrain](柔らかい地面を配置)ダイアログで:
- [Constant Elevation](一定の高さ)を選択します。
- 盛土道を作成するには、[Elevation](高さ)に正の数を指定します。これにより、地盤面が指定した量だけ上昇します。
- 排水溝や調整池を作成するには、[Elevation](高さ)に負の数を指定し、サーフェスより下に移動させます。
- ホストの線が閉じたループの場合、外部の勾配を平らなサーフェスに投影するときは、[Project Slopes on the Inside](内側に勾配を投影)メッセージで[No](いいえ)をクリックします。閉じたループで、ホストの線の内側と外側に勾配を設定するには、[Yes](はい)をクリックします。
フィーチャの作成後、[Modify Soft Terrain](柔らかい地面を修正)ツールを使用して、ホストの線の一方の端、または中点の高さを調整します。