外構設計で車道と歩道を作成するには、Site Designer を使用します。
車道や歩道の大部分は、[Constant Elevation](一定の高さ)ではなく、[Relative to Toposurface](地盤面に相対)オプションを使用して作成されます。車道や歩道を作成すると、Site Designer は、提案された地盤面に関連付けられている車道や歩道の勾配とともに、地盤面を更新します。また、新しい車道や歩道もモデル内に作成して配置するため、これらを視覚化することができます。
車道用の特殊な Site Designer ファミリを使用することにより、車線数、横断勾配、縁石と側溝の配置、ガードレール設置路肩、マテリアル、勾配投影設定を制御できます。歩道ファミリを使用すると、歩道の幅、深さ、マテリアル、勾配投影の設定を制御できます。
ベースとサブベースのマテリアル数量を取得するには、Site Designer の[Reports](レポート)ツールを使用します。舗装、縁石、側溝の数量、切土と盛土の総量を取得するには、Revit の集計表を使用します。
交差する車道や歩道のホストの線をスケッチする際は、中心線の交差する点に線がつなかっていることを確認します。これにより、Site Designer によって交点が正しく検出されるようになります。
最初の車道を配置すると、ファミリに設定されているとおりに、Site Designer によって車道全体に沿って側溝と縁石が追加されます。最初の車道と交差する車道を追加すると、Site Designer によって交点が検出され、接合の半径を指定するよう求められます。次に、両方の車道に合わせて、地盤面、縁石、側溝が調整されます。
この処理は若干時間がかかるおそれがあります。なぜならソフトウェアでは地盤面を調整し、元の車道と新しい車道を再作成する必要があるからです。
車道ファミリでは、関連付けられた側溝や縁石を車道に沿って設定できますが、車道に歩道を含めることはできません。[Locate Sidewalk](歩道を配置)ツールを使用して、歩道を個別に追加します。
車道に沿って歩道を設置する場合は、車道を作成する際に[Create A Copy](コピーを作成)オプションを使用します。このオプションでは車道のホストの線が保持され、モデル内の参照として使用できます。歩道のホストの線を作成する場合は、この車道のホストの線を参照して、オフセットを適用できます。
たとえば、次の図を参照してください。