設計を 3D で視覚化し、関係者に設計意図を伝えるために、外構整地機能で建物モデルを展開していきます。
Site Designer は Autodesk Revit の拡張機能です。ダイナミックな編集ツールが備わっており、整地や高さを変更したり、整地コンポーネントを移動しながら、基礎となる地盤面を自動的に再成形できます。Revit モデル内の外構図を使用することで、Revit ツールで体積や数量レポートを簡単に表示できます。
Site Designer を使用して、Revit 環境内でマス グレーディング、舗装、車道、歩道、駐車場、擁壁の代替案をすべてモデル化できます。外構要素を作成するには、Site Designer ツールを使用して、スケッチした線分を車道、歩道、縁石、側溝、擁壁、駐車場に変換します。外構要素を編集して位置、高さ、整地、ジオメトリを変更すると、Site Designer によって基礎となる地盤面が自動的に更新、維持されます。
Site Designer では、次のような操作が可能です。
- 面積、体積、切土と盛土の土量をレポート、集計することにより、外構設計による移動や埋土の要件に基づく変更をより詳細に把握することができます。
- Revit モデルにグレーディング フィーチャを直接組み込むことによって、建物外構のコンセプト デザインを推敲し、よりリアルな映像を作成することができます。
- Autodesk Civil 3D などのプロフェッショナル向けの土木設計ツールを使用することにより、建物外構に関するコンセプト デザインのアイデアを、詳細な外構設計を完成させるエンジニアに効率よく伝えることができます。
- 外構図の外観を共有することにより、所有者、アーキテクト、デザイナー、プランナー、土木エンジニアリング会社など、すべての関係者とのよりよいコミュニケーションが可能となります。
- LandXML ファイルを介して外構モデルを Revit と Civil 3D 間で共有することにより、プロジェクトで作業するアーキテクトとエンジニア間のコラボレーションが向上します。
- 盛土道や排水溝といった外構に設計要素をより簡単に追加できるため、設計段階で外構のマス グレーディングや代替案の検討にかかる時間を最小限に抑えることができます。
- Site Designer 内の特殊な地形ファミリを使用して、幅、切土および盛土法面、その他の投影設定を制御するパラメータを設定します。
- 車道、交差点、歩道、縁石、壁などの人工景観のコンポーネントを配置します。これらのコンポーネントは、既設の地面に従わせることができ、高さや勾配を制御できます。配置の際、地盤面は自動的に調整されます。