マルチビュー ブロックは、AutoCAD Architecture toolset オブジェクトの 1 つで、ビュー方向ごとに表示を変更できます。マルチビュー ブロックは、作成するカスタム オブジェクトの異なるビューを表示する AutoCAD ブロックから作成できます。
マルチビュー ブロックには、AutoCAD Architecture toolset のさまざまなタイプのオブジェクトを表示できます。マルチビュー ブロックは、次の要素を表示するときによく使用されます。
マルチビュー ブロックは、ビュー方向および表示レベルに応じて表示方法を変更できます。 たとえば、キッチン シンクを表示するマルチビュー ブロックの場合、平面ビューにはシンクの上面を表示し、底面ビューにはシンクの底面を表示します。左側面ビュー、右側面ビュー、正面ビュー、背面ビューも利用できます。 また、表示レベルごとに表示グループを定義して、プラン ビューのビューと天井伏せビューのビューを使い分けることもできます。
マルチビュー ブロックは、壁、スラブ、カーテン ウォールなどのオブジェクトの切り欠きとして使用できます。 まず、切断ボディを表すビュー ブロックを作成します。 このマルチビュー ブロックによって形成されるボディは、ブロックを干渉として適用することにより、オブジェクトから差し引かれます。 たとえば、天窓をマルチビュー ブロックとして作成し、このブロックをスラブ内で差のブール演算として指定します。
AutoCAD Architecture toolset のコンテンツ フォルダには、家具、電気機器、注釈シンボル、集計タグ、その他の便利な要素など、さまざまなデザインに使用される定義済みマルチビュー ブロックが含まれています。これらのマルチビュー ブロックは、DesignCenter™ から利用できます。